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丸善のおすすめ度

フェミニスト・シティ

レスリー・カーン  著

東辻賢治郎  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \2,200(税込)         
発行年月 2022年09月
出版社/提供元
晶文社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 279p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/社会学/家族・世代
ISBN 9784794973290
商品コード 1034971149
NDC分類 367.1
基本件名 女性問題
本の性格 学術書/学生用
新刊案内掲載月 2022年10月3週
書評掲載誌 東京・中日新聞 2022/10/23、朝日新聞 2022/11/19
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034971149

著者紹介

レスリー・カーン(著者):マウント・アリソン大学地理・環境学准教授。女性・ジェンダー研究ディレクター。専門は、ジェンダー、ジェントリフィケーション、フェミニズム。著書に『Sex and the Revitalized City: Gender, Condominium Development, and Urban Citizenship』(2010)がある。
東辻賢治郎(翻訳):1978年生まれ。翻訳家、建築・都市史研究。関心領域は西欧初期近代の技術史と建築史、および地図。訳書にレベッカ・ソルニット『迷うことについて』『私のいない部屋』などがある。

内容

なぜ、ベビーカーは交通機関に乗せづらいのか? 暗い夜道を避け、遠回りして家に帰らなければならないのはどうしてか? 女性が当たり前に感じてきたこれらの困難は、じつは男性中心の都市計画のせいかもしれません。

これからの都市は、男だけでなくあらゆるジェンダーに向けて作られなければならない。
近代都市は男性による男性のための計画によって形作られてきた。多くの公共スペースは女性のために設計されておらず、母親、労働者、介護者として生活する女性たちに不自由を強いてきた。ヨーロッパでは街を歩くだけで売春婦と思われた時代があり、現代においても危険な夜道は解決されない問題として残っている。フェミニズムを建築的に展開させた本書が、世界を作り出す新しい力(パワー)になるだろう。

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