椎名林檎論~乱調の音楽~
北村 匡平 著
内容
目次
《目次》 序章 全てを読み込む音楽批評 第1章 現在進行形の衝動——『無罪モラトリアム』の衝撃(インパクト) 第2章 宙吊り(サスペンス)と緊張感(テンション) ——『勝訴ストリップ』と分裂 第3章 新宿系自作自演屋——平成の偶像(アイコン)と愛好家(ファン) 第4章 音楽を魅せる——椎名林檎の映像美学 第5章 ロックファンとの別離——擬古典派の『加爾基(カルキ) 精液(ザーメン) 栗ノ花(クリノハナ)』 第6章 豪雨の最中の旗揚げ——東京事変という『教育』機関 第7章 楽団(バンド)を再起動(リブート)する——『大人(アダルト)』の事変サウンド 第8章 座長など要らない——『娯楽(バラエテイ)』の規格外の音像 第9章 鎧を脱ぎ捨てること——未来志向の『三文ゴシップ』 第10章 フィジカルな限界の先——前衛的(アヴァンギャルド)でポップな実験作『スポーツ』 第11章 溶けあう才能——千秋楽の『大発見』 第12章 目抜き通りを歩く——逆襲(リベンジ)する『日出処』 第13章 本物(モノホン)と協働(コラボ)する——客演で連帯する『三毒史』 第14章 自由と食べること——『音楽』を再生(リプレイ)する東京事変 終章 全てを呑み込む椎名林檎