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数学史入門(講談社学術文庫 2741)

志賀 浩二  著

上野 健爾  他
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \1,122(税込)         
発行年月 2022年11月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 210p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/理工学/数学/数学一般・その他
ISBN 9784065299593
商品コード 1035178618
NDC分類 410.2
基本件名 数学-歴史
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2022年12月3週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035178618

著者紹介

志賀 浩二(著者):1930年,新潟市生まれ。東京大学大学院数学系修士課程修了。東京工業大学名誉教授。著書に『無限のなかの数学』,『数の大航海』,『現代数学への招待』,『数学30講シリーズ』(全10巻),『数学が生まれる物語』(全6巻),『大人のための数学』(全7巻)など多数。
上野 健爾(他):1945年,熊本市生まれ。東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。四日市大学関孝和数学研究所長。京都大学名誉教授。著書に『和算への誘い』,『小平邦彦が拓いた数学』,『円周率が歩んだ道』,『複素数の世界』,『関孝和論序説』(共著)など多数。

内容

円周率、√2、微分・積分、時間、無限……人類はこうして「問題」を解いてきた! 大家による究極の歴史ガイド。

数学がイデアの世界の産物だった古代ギリシアから、現実世界に埋め込まれたルネサンスを経、「時間」を取り込んだニュートンとライプニッツの微積分、そして「無限」を導入し両者の統合を果たした解析学へ――。数学が2000年以上にわたって切り拓いてきた歴史の道程を、「問題」と格闘する精神の軌跡として簡潔明瞭に描く、啓蒙の大家による入門書の決定版!(解説:上野健爾)

[目次]
はじめに
序章 聞いてみたいこと
第1章 深い森へ
1 円周率
2 ピタゴラスの定理
3 平行線の公理
4 ツェノンの逆理
第2章 近世に向けての旅立ち――文明の流れのなかで
1 中世から近世へ
2 火薬と大砲――運動に向けての視線
3 コンパス
4 活版印刷
5 時計
第3章 ヨーロッパ数学の出発
1 デカルトの“方法”
2 ニュートンの『プリンキピア』
3 微分・積分の創造――ニュートンの流率
4 ライプニッツの無限小量
第4章 数学の展開
1 開かれた社会へ
2 バーゼル問題の解と『無限解析』
3 オイラー――無限のなかの算術
4 無限小量への批判
第5章 関数概念の登場
1 変化するもの
2 関数、グラフ、極限
3 微分――関数への作用
4 積分――関数のひろがり
5 微分と積分――数学の2つの方向
第6章 解析学の展開
1 テイラー展開と因果律
2 複素数
3 正則性
4 波立つ変化
おわりに 数学の歩みをふり返って
(解説 数学の世界の爽やかな拡がり 上野健爾)

目次