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日本漢籍受容史~日本文化の基層~

髙田 宗平  編
在庫状況 有り  僅少 お届け予定日 3~4日 
価格 \9,900(税込)         
発行年月 2022年11月
出版社/提供元
八木書店
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 22p,32p,658p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/総記/総記/書誌・出版
ISBN 9784840622608
商品コード 1035183223
NDC分類 020.22
基本件名 漢籍-歴史
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2023年01月3週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035183223

著者紹介

髙田 宗平(編者):1977年生。大東文化大学文学部中国文学科卒業,同大学大学院文学研究科中国学専攻博士課程前期課程修了,総合研究大学院大学文化科学研究科日本歴史研究専攻博士後期課程修了。博士(文学)。現在,中央大学文学部兼任講師,青山学院大学文学部・教育人間科学部非常勤講師,埼玉大学大学院人文社会科学研究科非常勤講師,立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所客員研究員,等。専門分野は日本古代中世漢籍受容史・漢学史,漢籍書誌学。
〔主な著作〕
『日本古代『論語義疏』受容史の研究』(塙書房,2015年)
「浅論日本古籍中所引《論語義疏》―以《令集解》和《政事要略》為中心―」(張伯偉編『域外漢籍研究叢刊』15,中華書局,2017年)〔中文〕
「日本書紀神代巻における類書利用」(遠藤慶太・河内春人・関根淳・細井浩志編『日本書紀の誕生―編纂と受容の歴史―』八木書店,2018年)
「年号勘文から見た日本中世における類書利用―『修文殿御覧』をめぐって―」(水上雅晴編・髙田宗平編集協力『年号と東アジア―改元の思想と文化―』八木書店,2019年)

内容

あらゆる知識・情報の根源となった漢籍は、どのように受容され、日本文化に根付いたのか。
漢籍に関わる様々な分野の研究者が最新論考を寄稿し、前近代の漢籍受容の歴史を学際的・通時代的に解明した、初の学術書。

 清朝以前に中国人が漢文(漢語)で撰した書物=漢籍。日本は前近代において、多くの漢籍が舶載・将来され、漢籍の書写・校合・講読・引用・印刷などの学問営為が行われた。漢籍の受容を理解することは、日本文化を真の意味で理解することに他ならない。
 しかしながら、今日では学問領域が細分化・精緻化しており、さまざまな分野や時代を横断する研究成果が共有できていないのが現状である。
 このような研究状況を踏まえ、日本における漢籍の諸現象を学際的かつ通時代的にとらえ、前近代の日本文化を立体的に解明することを目指すことが本書のねらいである。

●前近代日本を知る 日本の古代から近世までを検討対象とし、第一部古代、第二部中世、第三部近世、第四部文献研究の四部構成とする。論考24本とコラム4本で漢籍・漢学が日本のあらゆる分野に与えた影響とその特質を論じる。

●多分野で活躍する研究者の最新論考 執筆者は、中国思想・哲学、中国科学思想史、中国天文学史、中国文学、中国書誌学、中国古典文献学、日本古代史、日本中世史、日本中世文学、日本近世文学、日本漢学、日本書誌学、日本思想史、日本古代・中世文化史、国語学、医史学など、多岐にわたり、日本・中国・台湾の各分野の第一線で活躍する28名が最新研究を踏まえた論考を寄せる。
●学際的、通時代的な切り口 テーマは、受容層では官人・僧侶・武家など、書籍では古辞書・『論語』・『北斗経』など、思想では神仙思想・術数思想など、前近代日本の漢籍や漢学をめぐる諸現象の検討を通じ、前近代日本の文化を明らかにした、学際的、通時代的な研究。
●16頁の口絵 日本に現存する漢籍等の名品から厳選した23点のカラー写真に解説を付して掲載。前近代の日本漢籍受容の歴史を一望できる。

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