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キーエンス高付加価値経営の論理~顧客利益最大化のイノベーション~

延岡健太郎  著

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価格 \1,870(税込)         
発行年月 2023年03月
出版社/提供元
日経BP社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 287p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/理工学/機械工学/精密機器
ISBN 9784296117406
商品コード 1035820599
NDC分類 535.3
基本件名 キーエンス
本の性格 実務向け
新刊案内掲載月 2023年04月3週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035820599

著者紹介

延岡健太郎(著者):大阪大学大学院経済学研究科教授
1959年広島県生まれ。81年大阪大学工学部精密工学科卒業、同年マツダに入社、88年マサチューセッツ工科大学より経営学修士取得、93年マサチューセッツ工科大学よりPh.D(経営学博士)取得、94年神戸大学経済経営研究所助教授、同大学教授を経て、2008年一橋大学イノベーション研究センター教授、18年より現職

内容

生産財企業に求められるイノベーションは、顧客企業が大きな価値を享受できるソリューション提案です。自社の商品と顧客企業の現場での提案を組み合わせて、顧客企業の売り上げや利益が向上し、コストが低下する提案ができれば、顧客はその費用対効果に応じて、大きな対価を支払ってくれます。本書は、この視点から、生産財企業を日本で最もうまく経営しているキーエンスを事例として、イノベーションの論理と実践の両面から説明するもの。

 キーエンスは自動制御機器、計測機器などの販売および製造を行う。「最小の資本と人で、最大の付加価値をあげる」という経営理念を掲げ、2020年度も含めて過去30年以上にわたって売上高営業利益率が平均40%を超える日本の製造業としては最高レベルの業績を上げています。さらには2021年度は営業利益が4180億円と日本を代表する製造業の一つとなっています。

 キーエンスにとっての価値創造の鍵は、「世の中にない商品」によって「顕在化していない潜在ニーズ」を発掘することにあります。顧客がほしいと思うものをそのまま提供するのではなく、顧客が「こんなものがほしかったんだ」と新たに気づき、本当に喜ぶものを提供し、顧客の利益拡大に貢献するのです。

本書は、これまで研究者の調査・取材に応じることがなかったキーエンスから、本として初めて出版協力を得たもの。なぜキーエンスが成長し続ける企業なのかを論理的に解明します。

目次