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児童期・青年期のADHD評価スケールADHD-RS-5<DSM-5準拠>~チェックリスト、標準値とその臨床的解釈~

ジョージ・J.デュポール, トーマス・J.パワー, アーサー・D.アナストポウロス, ロバート・リード  著

坂本 律, 西山 毅, 久留 友紀子, 鷲見 聡, 鈴木 太  翻訳
小野 和哉, 市川 宏伸, 田中 康雄  監修
在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 10日間 
価格 \3,520(税込)         
発行年月 2022年12月
出版社/提供元
明石書店
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 138p
大きさ 27cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/小児科学/小児科学
ISBN 9784750353470
商品コード 1035842859
NDC分類 493.937
基本件名 注意欠陥多動性障害
本の性格 実務向け
新刊案内掲載月 2023年03月2週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035842859

著者紹介

ジョージ・J.デュポール(著者):ペンシルベニア州ベスレヘムにあるリーハイ大学の学校心理学の教授で,学校心理学プログラムのコーディネーターを務める。ADHDのアセスメントおよび治療に関する多数の著書があり,主な(共)著書に,『ADHD in the Schools: Assessment and Intervention Strategies』(『学校のなかのADHD――アセスメント・介入方法の理論と実践』明石書店,2005年),教育ビデオ『Assessing ADHD in the Schools』『Classroom Interventions for ADHD』などがある。
トーマス・J.パワー(著者):ペンシルベニア州フィラデルフィアにある小児病院の子どもの海の家(Children’s SeashoreHouse)でADHD/学校問題プログラムの副ディレクターと小児心理学部門のディレクター代理を兼務する。また,ペンシルベニア大学医学部小児科の学校心理学の准教授およびリーハイ大学の学校心理学の非常勤准教授として教鞭をとる。現在,School Psychology Review誌の共同編集者を務めており,ADHDのアセスメントと治療に関する多数の著書を執筆している。
アーサー・D.アナストポウロス(著者):ノースカロライナ大学グリーンズボロ校の心理学部准教授で,また子ども,青少年,大人を対象としたADHD専門のクリニックの所長も務めている。精力的に活動する研究者として学会で多くの発表を行う一方,ADHDを主題とした35以上の学術論文や著書がある。2001年には,Sheltonとの共著で『Assessing Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder』を出版している。
ロバート・リード(著者):ネブラスカ大学リンカーン校の特別支援教育およびコミュニケーション障害学部の准教授で,注意に関連した諸問題の治療および認知的方略の教示に関する研究に従事している。
坂本 律(翻訳):1966年,名古屋市生まれ。米国サザン・コネチカット州立大学大学院心理学修士課程修了。
マサチューセッツ州の自閉症児療育施設に勤務後,2003年よりカナダのトロント市在住。心理測定の尺度,質問票,学術論文など心理学,教育学関係の翻訳をはじめ,ビジネス文書やニュース記事を含む幅広い翻訳,執筆活動を行う。
西山 毅(翻訳):博士(医学),DPH in Biostatistics
1997年 名古屋市立大学医学部卒業
2004年 名古屋市立大学大学院医学研究科博士課程修了
2008年 国立保健医療科学院専門課程II(生物統計学)修了
2012年 国立保健医療科学院専門課程修了
2018年より名古屋市立大学大学院医学研究科公衆衛生学分野 准教授
久留 友紀子(翻訳):MA in Applied Linguistics
1988年 名古屋大学文学部文学科(英文学専攻)卒業
2002年 コロンビア大学 ティーチャーズ・カレッジ(応用言語学)修了
2021年より愛知医科大学医学教育センター客員研究員
鷲見 聡(翻訳):博士(医学)
1985年 名古屋市立大学医学部卒業
2022年より金城学院大学看護学部 教授
鈴木 太(翻訳):博士(医学)
1999年 大阪市立大学医学部卒業
2005年 大阪市立大学大学院医学研究科博士課程修了
2022年より上林記念病院子ども発達センターあおむし センター長
小野 和哉(監修):平成2年3月,香川大学医学部医学科卒業。同年4月,東京慈恵会医科大学精紳医学講座入局,平成4年,成増厚生病院勤務,平成5年,東京慈恵会医科大学精紳医学講座助手,平成17年3月同大学専任講師,平成26年6月,東京慈恵会医科大学精紳医学講座准教授,平成29年7月,聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室特任教授,平成29年9月,東京慈恵会医科大学精神医学講座客員教授(兼任)。医学博士,精神保健指定医,日本精神神経学会認定指導医・認定専門医,小児精神医療委員会委員,日本児童青年精神医学会理事・代議員・認定医・認定審査会担当理事,教育に関する委員会担当理事,子どものこころ専門医,日本ADHD学会理事長,社団法人全国幼児教育研究協会理事,日本成人期発達障害臨床医学会理事,日本サイコセラーピー学会理事 認定 日欧共通サイコセラピスト,東京児童臨床精神医学会世話人,東京子どもメンタルヘルス研究会世話人,児童精神薬物治療研究会世話人,川崎市児童福祉審議委員会部会長。
専門は,児童思春期精神医学,精神療法学,精神病理学。
主な著書は,『マスコミ精紳医学』(星和書店,2001),『家…
市川 宏伸(監修):1945年,さいたま市生まれ。医学博士・薬学修士。北海道大学医学部卒。東京都東村山福祉園医務科長,東京都立梅ヶ丘病院院長,東京都立小児総合医療センター顧問等を経て,(一社)日本児童青年精神医学会監事,(一社)日本自閉症協会会長,(一社)日本発達障害ネットワーク理事長,(社福)正夢の会理事長,強度行動障害医療研究会世話人代表など。主な著書として,『発達障害の「本当の理解」とは』(金子書店,2014年),『発達障害 早めの気づきとその対応』(中外医学社,2012年),『専門医のための精神科リュミエール19 広汎性発達障害 責任編集(松下正明他総編集)』(中山書店,2010年),『図解 よくわかる大人のアスペルガー症候群 発達障害をつなぐ心を考える』(ナツメ社,2010年),『臨床家が知っておきたい「子どもの精神科」第2版』(医学書院,2010年),『発達障害の診断と治療』(診断と治療社,2009年),『日常臨床で出会う発達障害のみかた』(中外医学社,2009年),『子どもの表情・しぐさ・行動がちょっと変だなと思ったとき読む本』(主婦と生活社,2007年),『思春期のこころの病気――不登校…
田中 康雄(監修):1958年,栃木県生まれ。児童精神科医・臨床心理士。獨協医科大学医学部卒。北海道内の精神科病院での勤務後,国立精神・神経センター精神保健研究所の児童・思春期精神保健部児童期精神保健研究室長,北海道大学大学院教育学研究院教授,同附属子ども発達臨床研究センター教授を経て,現在,医療法人社団倭会 こころとそだちのクリニックむすびめ院長。北海道大学名誉教授,日本児童青年精神医学会学会認定医。
主な著書として,『ADHDの明日に向かって増補版』(星和書店,2004年),『軽度発達障害のある子のライフサイクルに合わせた理解と対応』(学習研究社,2006年),『軽度発達障害――繋がりあって生きる』(金剛出版,2008年),『支援から共生への道』(慶應義塾大学出版会,2009年),『つなげよう――発達障害のある子どもたちと私たちができること』(金剛出版,2010年),『もしかして私,大人の発達障害かもしれない!?』(すばる舎,2011年),『発達支援のむこうとこちら』(日本評論社,2011年)。監修として,『わかってほしい!気になる子』(学習研究社,2004年)。また翻訳監修として,クリ…

内容

ADHD-RSは、現在日本で主にADHDの症状評価に用いられている評価スケールで、本書はDSM-5(「精神疾患の診断・統計マニュアル 第5版」)用のADHD評価スケールの解説書です。
ADHD-RS5は、DSM-5に診断基準を反映し作成されているため、発達段階に応じで判断できるような工夫と機能障害の項目が新設されています。
今後、ADHD-RS5がADHD-RSに変わり、症状の頻度、程度における判定の参考となるので、ADHDの臨床に関わる専門家をはじめADHDの理解と支援に関わる方必携の一冊といえます。

目次