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独裁者の料理人~厨房から覗いた政権の舞台裏と食卓~
芝田 文乃
翻訳
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在庫状況
有り
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お届け予定日
3~4日
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価格
\3,300(税込)
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発行年月 |
2023年04月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
334p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/哲学/概論・参考図書 |
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ISBN |
9784560094822 |
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商品コード |
1035844754 |
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NDC分類 |
280.4 |
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基本件名 |
伝記 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2023年05月1週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2023/05/20、朝日新聞 2023/06/10、読売新聞 2023/09/10 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035844754 |
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著者紹介
ヴィトルト・シャブウォフスキ(著者):Witold Szabłowski
1980年、ポーランド北東部の町オストルフ・マゾヴィェツカ生まれ。ワルシャワ大学卒業後、トルコのイスタンブールで政治学を学ぶ。帰国後、報道記者としてキャリアを開始。2006年、全国紙〈ガゼタ・ヴィボルチャ〉の週刊付録〈ドゥジィ・フォルマト〉に最年少レポーターとして参加、2016年まで世界各地を精力的に取材。2010年、初の著書『杏の町から来た殺人者、トルコからのルポルタージュ』(未邦訳)を上梓。同書でベアタ・パヴラク記念賞を受賞、英語版は英国ペンクラブ賞を受賞。2010年、EUに殺到する不法移民を扱った記事で欧州議会ジャーナリズム賞を受賞。2013年、ウクライナ蜂起軍による大虐殺に関するルポでリシャルト・カプシチンスキ記念PAP賞を受賞。2014年、『踊る熊たち』(邦訳白水社刊)を刊行。英語版はエドワード・スタンフォード・トラベル・ライティング賞にノミネートされた。2019年に刊行した本書は10以上の言語に翻訳され、2021年度〈グルマン世界料理本賞〉を受賞した。ワルシャワ在住。
芝田 文乃(翻訳):一九六四年神奈川県生まれ。筑波大学芸術専門学群卒業。ポーランド語翻訳者、写真家。
訳書にムロージェク『所長』『鰐の涙』(以上、未知谷)、グラビンスキ『動きの悪魔』『狂気の巡礼』『火の書』『不気味な物語』、レム『地球の平和』(以上、国書刊行会)、共訳書にレム『高い城・文学エッセイ』『短篇ベスト10』『火星からの来訪者』、コワコフスキ『ライロニア国物語』(以上、国書刊行会)など
内容
コウケンテツ氏推薦! 元お抱え料理人たちの証言
歴史の重要な瞬間に彼らは何を目にしたか? 20世紀の独裁者5人に仕えた料理人たちの悲喜こもごもの人生。2021年度〈グルマン世界料理本賞〉受賞作。
著者はあるとき、ユーゴスラヴィアの独裁者チトーの料理人についての映画を見て、歴史上の独裁者に仕えた料理人たちに興味を抱く。そしてついに本物の独裁者の料理人を探す旅に出る。
本書に登場する独裁者はサダム・フセイン(イラク)、イディ・アミン(ウガンダ)、エンヴェル・ホッジャ(アルバニア)、フィデル・カストロ(キューバ)、ポル・ポト(カンボジア)。彼らに仕えた料理人たちは、一歩間違えば死の危険に見舞われた独裁体制下を、料理の腕と己の才覚で生き延びた無名の苦労人ばかりである。著者はほぼ4年かけて4つの大陸をめぐり、たとえ料理人が見つかっても、説得してインタビューに応じてもらうまでが一苦労で、なかには匿名で取材に応じる人もいた。
インタビューを再構成する形で料理人たちの声が生き生きと語られ、彼らの紆余曲折の人生の背後に、それぞれの国の歴史や時代背景が浮かび上がる。各章にレシピ付き。