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摂食障害がわかる本~思春期の拒食症、過食症に向き合う~(健康ライブラリー)

鈴木 眞理  監修
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \1,650(税込)         
発行年月 2023年04月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 99p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/小児科学/小児科学
ISBN 9784065313954
商品コード 1035869723
NDC分類 493.937
基本件名 児童精神医学
本の性格 実務向け
新刊案内掲載月 2023年06月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035869723

著者紹介

鈴木 眞理(監修):【監修者プロフィール】
鈴木眞理(すずき・まり)
1979年長崎大学医学部卒業。佐賀医科大学病理学教室を経て、東京女子医科大学内分泌内科勤務。1985年より2年間、米国ソーク研究所神経内分泌部門に留学。2002年より政策研究大学院大学保健管理センター教授、2020年より跡見学園女子大学心理学部臨床心理学科特任教授。総合内科専門医、内分泌代謝科専門医。摂食障害の治療と病態の研究に従事し、家族会「EATファミリーサポートの会」を主宰、厚生労働省の研究班でも活動。一般社団法人日本摂食障害協会理事長。著書に『乙女心と拒食症』(インターメディカル)、共著書に『摂食障害:見る読むクリニック DVDとテキストでまなぶ』(星和書店)などがある。

内容

【ひと目でわかるイラスト図解】

【太る恐怖、飢餓がまねく食への執着、過食の衝動】

摂食障害は、心にかかえている問題が「食べ方の問題」として現れる病気です。
現れ方の違いでいくつかのタイプに分けられますが、ストレスが大きくかかわっている点はみな共通しています。

近年、小中高校生の摂食障害、なかでも食べられずにやせていく「神経性やせ症(いわゆる拒食症)」が増えています。

本人は、やせたままでいることに大きなメリットを感じています。
どんなにやせていても太ることを恐れ、極端なカロリー制限を続けたり、食べても吐いたりして体重増加を抑えようとします。

家族が「なにかおかしい」と思い始める前に、学校生活のなかで、子どもの変化があらわになることも多いものです。
学校として対応を考えていかなければならないことも少なくありません。

食べる量が増えて体重が戻ったあとも食べ吐きが止まらず、「過食症」に転じていくこともあります。
高校生、大学生では、極端な低体重の時期はないまま「過食症」が始まる例も少なくありません。

摂食障害の患者さんを支える家族の負担はとても大きいですが、家族の支えは、摂食障害から回復する大きな力になります。

本書では、摂食障害の原因、経過、治療法などをわかりやすく解説。
周囲ができる回復に結びつく働きかけ、そこから抜け出すヒントを紹介します。

【本書の内容構成】
第1章 神経性やせ症の始まり方
第2章 やせてもやせても、まだ足りない
第3章 やせすぎからの回復をはかる
第4章 過食がみられる摂食障害
第5章 家族の悩みが深いとき


【主なポイント】
*摂食障害は、心にかかえている問題が「食べ方の問題」として現れる病気
*子どもの摂食障害は神経性やせ症(拒食症)がほとんど
*家族が「異変」に気づくのは遅れがち、学校は早期発見の場となりうる
*やせるほど強まる太る恐怖。過剰なまでに活動的になる
*家族が説得しようとするほど本人との対立は激しくなる
*医療機関への受診を考える状態の目安と、受診の促し方
*神経性やせ症の回復過程でみられる過食は正常な反応
*神経性過食症(過食症)、よくある「食べすぎ」とどう違う?