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子どもまちづくり型録

木下勇, 寺田光成, 松本暢子, 三輪律江, 吉永真理  著

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価格 \2,640(税込)         
発行年月 2023年06月
出版社/提供元
鹿島出版会
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 246p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/理工学/土木工学/衛生・都市工学
ISBN 9784306073647
商品コード 1036021251
NDC分類 518.8
基本件名 都市計画
本の性格 実務向け
新刊案内掲載月 2023年07月4週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036021251

著者紹介

木下勇(著者):木下勇 きのした・いさみ
大妻女子大学社会情報学部教授、千葉大学名誉教授。工学博士
東京工業大学で建築を学び、1984年に博士号学位取得。世田谷区にて冒険遊び場づくりの支援とともに三世代遊び場マップづくりや子ども参画のまちづくりを進める。(社)農村生活総合研究所研究員を経て1992年より千葉大学園芸学部で教鞭をとり、2020年3月に定年退職、4月より現在にいたる。日本ユニセフ協会子どもにやさしいまちづくり事業委員会会長、こども環境学会副会長などを歴任。2020年9月まで日本学術会議連携会員として子どもの成育環境分科会長を務め提言をまとめた。著書に『三世代遊び場図鑑 街が僕らの遊び場だ!』(子どもの遊びと街研究会編著、風土社、1999年)、『ワークショップ 住民主体のまちづくりへの方法論』(学芸出版社、2007年)、『遊びと街のエコロジー』(丸善、 1996年)、など。
寺田光成(著者):寺田光成 てらだ・みつなり
高崎経済大学地域政策学部特命助教。博士(農学)
通称:チャーリー。立命館大学産業社会学部子ども社会専攻卒業(小学校教員免許所持)後、2020年千葉大学大学院園芸学研究科博士後期課程修了。専門はランドスケープ学、こども環境学。現在は千葉県松戸市岩瀬自治会集会所管理人、IPA日本支部運営委員、特非)日本冒険遊び場づくり協会情報研究センター主任研究員、特非)そとぼーよ理事などを担う。主な研究テーマは、子どもも暮らしやすいまちづくりに向けた屋外空間の計画・デザイン・管理、環境教育の実践研究。著書に Play in a Covid Frame Everyday Pandemic Creativity in a Time of Isolation, Open Book Publishiers, 2020(分担)、『水辺のプレイフルインフラ 子どもが遊びを通じて自ら学ぶ』(分担、技報堂出版、2022年)など。
松本暢子(著者):松本暢子 まつもと・のぶこ
大妻女子大学社会情報学部教授。工学博士
日本女子大学家政学部住居学科卒業、東京都立大学大学院博士課程修了。既成市街地における住宅更新過程の分析をもとに、居住者の高齢化と木造密集市街地の住環境改善の遅れに注目し、修復型まちづくりに関わる。主に東京西部、市部での住宅マスタープランおよび都市計画マスタープランの策定の経験から、市民との協働による空き家対策および居住支援などに関与し、自治体のよる協議会発足および支援を行い、市民参加による都市計画と住宅政策の連携をめざしている。2012年より福島県いわき市豊間地区の復興まちづくりに関わり、高齢化したなかで、地域あげての子育てをめざすまちづくりの支援を続けている。
三輪律江(著者):三輪律江 みわ・のりえ
横浜市立大学大学院都市社会文化研究科教授。
博士(工学)
仙田満氏に師事し、(株)坂倉建築研究所、横浜国立大学を経て2011年4月より横浜市大に着任。複数自治体で建築審査会、都市計画審議会、住宅政策審議会等の委員の他、子育ち支援やまちづくりNPOの理事等も従事。建築・都市計画、環境心理学の学問領域を軸に「子ども」と「まち」との関係に着目した実践的調査研究を数多く手掛ける。代表編著書『まち保育のススメ』(萌文社、2017年)は第13回(2017年度)こども環境学会賞(論文・著作賞)を、「“まち保育”の提唱を通じた子育ちをまちづくりと捉える啓発・推進活動」で第14回日本都市計画家協会神奈川支部賞受賞。
吉永真理(著者):吉永真理 よしなが・まり
昭和薬科大学薬学部教授。博士(保健学)
一橋大学卒業、東京大学大学院医療系研究科保健学専攻博士課程修了。国士舘大学理工学部勤務時に木下勇に出会い、太子堂・三宿・池尻地域の四世代目の遊び場マップづくりに参加、その後世田谷・千葉・町田などで「子どもの遊びと心身健康」や「子どもたちのSOS」に関する研究に従事してきた。2007年より現職。臨床心理士・公認心理師。コミュニティ心理学会理事、子どもの心とからだ連絡会議副議長。日本ユニセフ協会子どもにやさしいまちづくり事業委員会副会長。外遊びを広げる啓発活動(そとあそびプロジェクト・せたがや)にも従事している。

内容

現在、子どもの遊び環境はコロナ禍も加わり、人と触れ合う機会や外遊びが減り、大きく変化してきている。そうしたなかで、子ども参画のまちづくりに取り組む執筆陣が、子どもの育ちゆく「場所」を社会関係資本(ソーシャルキャピタル)と捉え、108個の「パタン」でイラスト豊富に示す。あんなパタン・こんなパタン。
子どもの参画/あいまいな境界/まちの工作室/村をつくって育つ/さんぽとみちくさ/地域が支える冒険遊び場/生きられる水辺/0歳から100歳までの集会施設/怖いところ/ホスピタルプレイ/ただ居られる場所

目次