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日本人無宗教説~その歴史から見えるもの~(筑摩選書 0255)
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在庫状況
有り
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お届け予定日
3~4日
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価格
\1,870(税込)
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発行年月 |
2023年05月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
266p,4p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/宗教/宗教哲学・宗教社会学 |
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ISBN |
9784480017734 |
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商品コード |
1036106004 |
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NDC分類 |
162.1 |
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基本件名 |
宗教-日本 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2023年06月3週 |
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書評掲載誌 |
産経新聞 2023/07/30 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036106004 |
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著者紹介
藤原 聖子(著者):藤原 聖子(ふじわら・さとこ):東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は比較宗教学。著書『世界の教科書でよむ〈宗教〉』(ちくまプリマー新書、2011 年)、『ポスト多文化主義教育が描く宗教』(岩波書店、2017年)、『宗教と過激思想』(中公新書、2021年)など。
内容
「日本人は無宗教だ」とする言説の明治以来の系譜をたどり、各時代の日本人のアイデンティティ意識の変遷を解明する。宗教意識を裏側から見る日本近現代宗教史。
「日本人は無宗教だ」とする言説は明治初期から、しかもreligionの訳語としての「宗教」という言葉が定着する前から存在していた。「日本人は無宗教だから、大切な〇〇が欠けている」という〝欠落説〟が主だったのが、一九六〇年代になると「日本人は実は無宗教ではない」「無宗教だと思っていたものは〝日本教〟のことだった」「自然と共生する独自の宗教伝統があるのだ」との説が拡大。言説分析の手法により、宗教をめぐる日本人のアイデンティティ意識の変遷を解明する、裏側から見た近現代宗教史。
【目次】
はじめに 藤原聖子
第一章 無宗教だと文明化に影響?――幕末~明治期 木村悠之介
第二章 無宗教だと国力低下?――大正~昭和初期 坪井俊樹
第三章 無宗教だと残虐に?――終戦直後~1950年代 藤原聖子
第四章 実は無宗教ではない?――1960~70年代 木村悠之介
第五章 「無宗教じゃないなら何?」から「私、宗教には関係ありません」に――1980~90年代 和田理恵
第六章 「無宗教の方が平和」から「無宗教川柳」まで――2000~2020年 稲村めぐみ
おわりに 藤原聖子