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古代の交通と神々の景観~港・坂・道~

佐々木 虔一, 笹生 衛, 菊地 照夫  編
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価格 \9,350(税込)         
発行年月 2023年05月
出版社/提供元
八木書店
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 8p,528p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/社会科学/経営学/マーケティング・商業
ISBN 9784840622639
商品コード 1036120831
NDC分類 682.1
基本件名 交通-日本
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2023年07月3週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036120831

著者紹介

佐々木 虔一(編者):古代交通研究会会長。日本古代史。
〔主な著作〕『古代東国社会と交通』(校倉書房、1995年)、『地図でたどる日本史』(共編、東京堂出版、1995年)、『日本史小百科 交通』(共編、東京堂出版、2001年)、 『日本古代の輸送と道路』(共編、八木書店、2019年)、『馬と古代社会』(共編、八木書店、2021)他多数。
笹生 衛(編者):國學院大學教授・同大学研究開発推進機構長・同大学博物館長、日本宗教史・考古学。
〔主な著作〕『日本古代の祭祀考古学』(吉川弘文館、2012年)、『神と死者の考古学』(吉川弘文館、2016年)、『まつりと神々の古代』(吉川弘文館、2023年)。
菊地 照夫(編者):法政大学兼任講師、出雲古代史研究会代表委員。日本古代史、民俗学。
〔主な著作〕『古代王権の宗教的世界観と出雲』(同成社、2016年)、「スサノオ神話の形成に関する一考察―出雲降臨神話をめぐって―」(『出雲古代史研究』31、2021年)。

内容

①古代日本の祭祀を交通の観点から検証
本書では港湾、坂・峠・境界、道路に注目。交通・社会・立地が地域社会においてどのような祭祀を生み出したのか、実証的に検証した。また、本書では古代・中世移行期における気候変動・環境の変化を重視し、時代の変遷とともに変化を示す祭祀の実像に迫った。
②考古学の最新研究成果を提示
琵琶湖ほとりの塩津港遺跡(滋賀県)、北陸の気多神社・寺家遺跡(石川県)など、重要な発見が相次ぐ代表的な祭祀遺跡の最新知見を紹介。古代道路に関する最新の調査事例も豊富に収録。
③日本全国の古代祭祀・交通の実態に迫る
東北の祭祀遺跡や墨書土器、関東・中部の道路遺構や峠、北陸の神社遺跡や民俗事例、都の境界祭祀、中国・四国の道路遺構と地域の神々、九州の港や遣唐使に関わる祭祀など、全国の交通・祭祀に関わる書き下ろし論考を収録。地域・立地によって多様なあり方を示す古代社会の実像を追及。
④豊富なカラー口絵と多様な学問分野の論考で理解を深める
本書冒頭には収録論考に関係する主要な遺跡・遺物を紹介するカラー口絵(8頁)掲載している。また、文献史学・考古学に加え、日本文学・民俗学・祭祀考古学に関わる論考も収録。

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