著者紹介
トマス・S・クーン(著者):1922–1996。アメリカのオハイオ州でドイツ系ユダヤ人の土木技師の家に生まれる。ハーバード大学で物理学を学び、1949年に同校でPh.D.(物理学)を取得。ハーバード大学、カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン大学などで科学史および科学哲学の教鞭をとる。1969年-1970年には米国科学史学会会長を務めた。1979年から没年まで、マサチューセッツエ科大学(MIT)言語学・哲学部門ローレンス・ロックフェラー教授。ほかの著作に、The Copernican Revolution(Harvard University Press, 1957)〔『コペルニクス革命』講談社学術文庫〕、The Essential Tension(University of Chicago Press, 1977)〔『科学革命における本質的緊張』みすず書房、全2巻、のち、合本)など。
青木薫(翻訳):(あおき・かおる)
翻訳家。1956年、山形県生まれ。Ph.D.(物理学)。著書に『宇宙はなぜこのような宇宙なのか』(講談社現代新書、2013)。訳書に、S・シン『フェルマーの最終定理』(新潮文庫、2006)、ハイゼンベルク他『物理学に生きて』(ちくま学芸文庫、2008)、J・スタチェル編『アインシュタイン論文選「奇跡の年」の5論文』(ちくま学芸文庫、2011)など多数。2007年、数学普及への貢献により日本数学会出版賞受賞。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
イアン・ハッキング(他):(Ian Hacking)
1936年カナダ、バンクーバー生まれ。トロント大学哲学部門教授。2023年没。The Emergence of Probability(Cambridge University Press, 1975, 2006)〔広田すみれ・森元良太訳『確率の出現』(慶応義塾大学出版会、2013〕、Representing and Intervening(Cambridge University Press, 1983)〔渡辺博訳『表現と介入』ちくま学芸文庫、2015〕、The Social Construction of What?(Harvard University Press, 1999)〔出口康夫・久米暁訳『何が社会的に構成されるのか』岩波書店、2006〕をはじめ、著書・編著多数。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。