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生まれつき男社会に服従する女はいない
横山安由美
翻訳
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在庫状況
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お届け予定日
10日間
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価格
\3,850(税込)
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発行年月 |
2023年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
203p,13p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/社会学/家族・世代 |
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ISBN |
9784622096146 |
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商品コード |
1036345000 |
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NDC分類 |
367.1 |
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基本件名 |
女性 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2023年08月4週 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036345000 |
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著者紹介
マノン・ガルシア(著者):(Manon Garcia)
1985年生まれ。高等師範学校(École Normale Supérieure)卒業。哲学博士(パリ第1大学)。専門はフェミニズム哲学。シカゴ大学准教授、イエール大学准教授を経て、現在はベルリン自由大学准教授(実践哲学)。本書の英語版はプリンストン大学出版から2023年1月に刊行。次作La Conversation des sexes: Philosophie du consentement (Flammarion, 2021) の英語版はハーバード大学出版から刊行予定。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
横山安由美(翻訳):(よこやま・あゆみ)
立教大学教授。東京大学文学部フランス語フランス文学専修卒業。同大学院人文科学研究科博士課程修了、博士(文学)。著書に『世界文学の古典を読む』(共著、NHK出版)、訳書にF・エリチエ『男性的なもの/女性的なもの I 差異の思考』(共訳、明石書店)、『詩人クリスティーヌ・ド・ピザン』(共訳、思潮社)、『西洋中世奇譚集成 魔術師マーリン』(講談社学術文庫)、『アベラールとエロイーズ 愛の往復書簡』(共訳、岩波文庫)などがある。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
内容
「完全に自立した筋金入りのフェミニストの女性ですら、ふと気がつくと、男の征服者然とした眼差しを好ましく思ったり、パートナーの腕のなかで言いなりの存在になることを欲したり、目立った華々しい活動よりもこまごまとした家事──かいがいしくリネン類を畳んだり、家族のために見栄えの良い朝食を用意したりすること──を好ましく感じている。このような願望、このような喜びは、はたして女の自立と両立可能なのだろうか」(本文冒頭より)。
本書が扱う女の「服従」とは、奴隷のようになることとは違う。哲学上、服従は、人間にとって最も崇高な自由を自ら手放すことであり不道徳とされてきた。ところが女の場合は違う。服従こそが女の道徳であり規範だというのである。そして服従しない女には懲罰が待ち受け、服従する女は利益を得ることによって、服従は再生産され、女の振る舞いとして浸透した。このような服従について、フェミニズムは問うことを避けてきた。女の劣等生の証、女はそれが自然、好きで服従している、と言いたい勢力に与しかねないからである。
本書はこの難問に正面から取り組み、女を服従に同意させる原理を精緻に描き出した。指針はシモーヌ・ド・ボーヴォワール『第二の性』。長大で難解なこの古典のポイントをわかりやすく提示し、女も男も、全ての人がよりよく生きる可能性を拓く。