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ETHレクチャー<第6巻> ヨーガと瞑想の心理学
M・リープシャー
編
猪股 剛,
宮澤 淳滋,
鹿野 友章,
長堀 加奈子
翻訳
河合 俊雄
監修
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在庫状況
有り
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お届け予定日
3~4日
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価格
\5,720(税込)
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発行年月 |
2023年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
76p,435p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/心理学/精神分析 |
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ISBN |
9784422117386 |
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商品コード |
1036348222 |
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NDC分類 |
146.15 |
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基本件名 |
精神分析 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2023年09月4週 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036348222 |
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著者紹介
C・G・ユング(著者):カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung, 1875~1961)
スイス生まれの精神科医、深層心理学の開拓者。ユング自身はみずからの体系を分析心理学と称し、集合的無意識、元型といった概念を提唱して、単なる一個人の枠にとどまらない壮大な心の見取り図を示した。二〇〇九年に長らく門外不出だった『赤の書』(邦訳は創元社)が公刊され世界に衝撃を与えた。また二〇一八年からはユングの壮年期の仕事であるスイス連邦工科大学(ETH)講義の公開が始まり、その第一巻『近代心理学の歴史』(邦訳は創元社)などが公刊されている。
M・リープシャー(編者):マーティン・リープシャー(Martin Liebscher)
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのヨーロッパ言語・文化・社会学部講師、フィレモン財団の編集・翻訳者。編書に、ETHレクチャー第七巻となるJung on Ignatius of Loyola’s Spiritual Exercisesユングが語るイグナティウス・デ・ロヨラの霊操(C.G.Jung、Princeton University Press)などがある。
猪股 剛(翻訳):一九六九年生まれ。帝塚山学院大学准教授。博士(教育学)。ユング派分析家、臨床心理士、公認心理師。著書に『心理学の時間』(日本評論社)、『遠野物語 遭遇と鎮魂』(共著、岩波書店)、『ホロコーストから届く声』『家族のおわり、心のはじまり』(いずれも編著、左右社)、訳書に『仏教的心理学と西洋的心理学』(W・ギーゲリッヒ著、共訳、創元社)、『夢と共に作業する』(W・ギーゲリッヒ著、監訳、日本評論社)などがある。
宮澤 淳滋(翻訳):一九七八年生まれ。すずのきメンタルケアクリニック在籍。相模女子大学非常勤講師。上智大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程満期退学。臨床心理士、公認心理師。著書に『ホロコーストから届く声』『私たちのなかの自然』(いずれも共著、左右社)、訳書に『近代心理学の歴史』『C・G・ユングの夢セミナー パウリの夢』(いずれもC・G・ユング著、共訳、創元社)、『仏教的心理学と西洋的心理学』(W・ギーゲリッヒ著、共訳、創元社)などがある。
鹿野 友章(翻訳):一九八五年生まれ。上智大学総合人間科学部心理学科特任助教。横浜西口カウンセリングルーム在籍。上智大学大学院総合人間科学研究科心理学専攻博士後期課程単位取得満期退学。臨床心理士、公認心理師。論文に「風景構成法とロールシャッハテストの技法的特徴の比較」などがある。
長堀 加奈子(翻訳):一九八三年生まれ。上智大学総合人間科学部心理学科特任助教。上智大学大学院総合人間科学研究科心理学専攻博士後期課程単位取得満期退学。博士(心理学)。臨床心理士、公認心理師。著書に『箱庭療法学モノグラフ第13巻 復職支援の心理療法』(創元社)などがある。
河合 俊雄(監修):一九五七年生まれ。京都こころ研究所代表理事。京都大学大学院教育学研究科修士課程修了。Ph.D.(チューリッヒ大学)。ユング派分析家、臨床心理士、公認心理師。著書に、『心理臨床の理論』(岩波書店)、『発達障害への心理療法的アプローチ』(編著、創元社)、『ユング派心理療法』(編著、ミネルヴァ書房)、『夢とこころの古層』(創元社)などがある。
内容
本書は、ユングが1938年から1940年にかけて行った東洋のスピリチュアリティに関する講義の記録である。
ユングは、本講義をアクティブ・イマジネーションという彼の心理実践に基づいた概念からはじめ、東洋の瞑想の行にその対応物を求めて比較検討していく。その中でも、さまざまなヨーガの伝統や、仏教の行が説く瞑想に焦点が当てられている。
本講義では主要文献として3つのテキストが取り上げられており、その3つとは、今日のヨーガの知識のもっとも重要な源の一つと見なされるパタンジャリの『ヨーガ・スートラ』、中国浄土教徒伝統の書『観無量寿経』、そしてタントラ・ヨーガの経典『シュリー=チャクラ=サンヴァラ・タントラ』である(日本語版巻末には、3つのテキストの解説を掲載している)。
ユングの他のどの著作にも、この3つのスピリチュアルなテキストに対するこれほど詳細な心理学的解釈は見当たらない。
東洋の神秘主義に対するユングの見解を理解するうえでの重要度から?えば、本講義に比肩しうるものは、彼の『黄金の華の秘密への注釈』と『クンダリニー・ヨーガの?理学』のみと?える。しかも、この講義は初学者にも分かるように提?されているものであり、他の2冊よりも手にとりやすい内容となっている。