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三人の女~二〇世紀の春~<上>

チョ・ソニ  著

梁澄子  翻訳
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価格 \2,640(税込)         
発行年月 2023年08月
出版社/提供元
アジュマ
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 353p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/中国文学
ISBN 9784910276083
商品コード 1036504061
NDC分類 929.13
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036504061

著者紹介

チョ・ソニ(著者):1960年江原道江陵生まれ。江陵女子高校、高麗大学を卒業し1982年聯合通信社で記者生活を始める。ハンギョレ新聞創刊に参与し、文化部記者となり、雑誌『シネ21』編集長をつとめた。
韓国映像資料院長とソウル文化財団代表を歴任し、2019年秋から2020年春までベルリン自由大学に訪問研究者として在籍した。
エッセイ『ジャングルではときどきハイエナになる』、長編小説『熱情と不安』、短編集『日の光がまばゆい日々』、韓国古典映画に関する著書『クラシック中毒』、韓国社会全般を眺望する書籍『常識の再構成』を出版。
『三人の女』は2005年に執筆を始めたが、二度の公職生活によって中断され、12年をかけて完成された。
『三人の女』で許筠文学賞、樂山金廷漢文学賞、老斤里平和賞を受賞。
梁澄子(翻訳):通訳・翻訳業。一般社団法人希望のたね基金代表理事。日本軍「慰安婦」問題解決全国行動共同代表。
著書に『「慰安婦」問題ってなんだろう? あなたと考えたい戦争で傷つけられた女性たちのこと』(2022年・平凡社)、共著書に『海を渡った朝鮮人海女』(1988年・新宿書房)、『朝鮮人女性がみた「慰安婦問題」』(1992年・三一書房)、『もっと知りたい「慰安婦」問題』(1995 年・明石書店)、『オレの心は負けてない』(2007年・樹花舎)等。訳書に尹美香著『20年間の水曜日』(2011年・東方出版)、イ・ギョンシン著『咲ききれなかった花 ハルモニたちの終わらない美術の時間』(2021年・アジュマブックス)。

内容

韓国で4万部のベストセラー。
1920年代から50年代にかけての朝鮮独立運動・共産主義運動を女たちの視点から、女性作家が描き出す骨太の長編歴史小説を格調高い翻訳でお送りします。
植民地下の朝鮮で青春をともにした三人の女たち、許貞淑(ホ・ジョンスク)、朱世竹(チュ・セジュク)、高明子(コ・ミョンジャ)と、彼女たちの周辺の、朴憲永(パク・ホニョン)や呂運亨(ヨ・ウニョン)、金日成(キム・イルソン)など歴史に名を残した男たちがいきいきと描かれます。
戦時下のソウル、粛清の嵐吹き荒れる平壌、そして愛する娘が暮らすモスクワ——朝鮮共産主義運動史と生涯をともにし、それぞれの終着駅にたどり着いた三人の女たちの物語。
優れた文学作品にして東アジア近現代史、そしてフェミニズムの新たな必読書です。
佐藤優(作家・元外務省主任分析官)解説。
ソ連から持ち込まれた一枚の白黒写真。夏の日差しを受け、小川に足をひたしながらおしゃべりする三人の女――植民地朝鮮の「新女性」許貞淑、朱世竹、高明子は、共産主義運動に人生をかけ、世界をまたにかけて激動の時代を生ききった。
朝鮮共産主義運動史に埋もれた驚異の女性たちを女性作家があざやかによみがえらせた骨太の歴史小説!

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