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文学的絶対~ドイツ・ロマン主義の文学理論~(叢書・ウニベルシタス 1163)

フィリップ・ラクー=ラバルト, ジャン=リュック・ナンシー  著

柿並 良佑, 大久保 歩, 加藤 健司  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \6,600(税込)         
発行年月 2023年10月
出版社/提供元
法政大学出版局
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 13p,682p,65p,11p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/ドイツ文学
ISBN 9784588011634
商品コード 1036938487
NDC分類 940.26
基本件名 ドイツ文学-歴史
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2023年11月4週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036938487

著者紹介

フィリップ・ラクー=ラバルト(著者):フィリップ・ラクー=ラバルト(Philippe Lacoue-Labarthe) 1940年生。ストラスブール・マルク・ブロック大学名誉教授。国際哲学コレージュ議長(1988–89年)。ミメーシスや形象などの観点から哲学と政治の関係を問う丹念なテクスト読解を続け、ヘルダーリンによるソフォクレス翻訳の仏訳に基づく上演など、演劇に関わる仕事にも取り組んだ。主著に『哲学の主体』(1979年、未邦訳)、『近代人の模倣』(1986年、邦訳みすず書房)、『政治という虚構』(1988年、邦訳藤原書店)、『ハイデガー 詩の政治』(2002年、邦訳藤原書店)ほか。ナンシーとの共著に『文字の資格』(1973年、未邦訳)、『舞台』(1992年、未邦訳)、『ナチ神話』(1991年、邦訳松籟社)など。2007年没。
ジャン=リュック・ナンシー(著者):ジャン=リュック・ナンシー(Jean-Luc Nancy) 1940年生。ストラスブール・マルク・ブロック大学名誉教授。脱構築という哲学的営為を自覚的に引き受け、意味、世界、身体、芸術、政治、キリスト教など多くの主題をめぐって旺盛な著作活動を展開した。主著に『無為の共同体』(1986年、邦訳以文社)、『限りある思考』(1990年、邦訳法政大学出版局)、『共同‐体(コルプス)』(2000年、邦訳松籟社)、『複数にして単数の存在』(1996年、邦訳松籟社)、『脱閉域』(2005年、邦訳現代企画室)ほか。ラクー=ラバルトとともに寄稿した論集としてドゥギーほか『崇高とは何か』(1988年、邦訳法政大学出版局)。2021年没。
柿並 良佑(翻訳):柿並 良佑 1980年生。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。山形大学人文社会科学部准教授。現代フランス哲学、表象文化論。共(編)著に『ジャン=リュック・ナンシーの哲学』(読書人)、『〈つながり〉の現代思想』明石書店)、訳書にブーレッツ『20世紀ユダヤ思想家1』(共訳、みすず書房)、ナンシー『嘘の真理』(講談社、近刊)ほか。
大久保 歩(翻訳):大久保 歩 1972年生。大阪大学文学研究科博士後期課程単位取得退学。東京家政学院大学非常勤講師。哲学、政治理論。論文に「ニーチェにおける自由と自律」(『倫理学年報』第70集)、共著に『〈つながり〉の現代思想』(明石書店)、訳書にガシェ『地理哲学──ドゥルーズ&ガタリ『哲学とは何か』について』(月曜社)、バーンスタイン『暴力』(共訳、法政大学出版局)ほか。
加藤 健司(翻訳):加藤 健司 1963年生。慶應義塾大学文学研究科博士課程単位取得退学。山形大学人文社会科学部教授。比較文学、近代ドイツ文学。訳書にピーパー『迷宮』(共訳、工作舎)、ノイズ『マゾヒズムの発明』(共訳、青土社)ほか。

内容

〈近代文学〉そのものの自己意識であり、自己産出的発明でもあったドイツ・ロマン派の雑誌『アテネーウム』。1800年前後のイェーナで、私たちが今もなお属している〈危機=批評の(クリティック)〉時代が決定的に開かれた。絶対的な文学主体としてのロマン主義やイロニーの脱構築的展望を初めて哲学的に把握し、フランスの思想界に翻訳・紹介した歴史的な書物、ついに日本語全訳版刊行!

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