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書評掲載

トンネルの森1945(角川文庫 か61-11)

角野 栄子  著

片山 若子  イラスト
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価格 \704(税込)         
発行年月 2023年11月
出版社/提供元
KADOKAWA
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 184p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784041137451
商品コード 1037153987
NDC分類 913.6
書評掲載誌 日本経済新聞 2024/01/13
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037153987

著者紹介

角野 栄子(著者):東京・深川生まれ。大学卒業後、紀伊國屋書店出版部勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。1970年作家デビュー。代表作『魔女の宅急便』は89年ジブリアニメ作品として映画化、その後舞台化、実写映画化された。野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に「小さなノーベル賞」と言われる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人3人目として受賞。24年11月に江戸川区角野栄子児童文学館がオープン予定。

内容

太平洋戦争さなか、幼くして母を亡くしたイコは父の再婚相手になじめぬまま、生まれたばかりの弟と三人で小さな村に疎開することに。家のそばにある暗く大きな森がトンネルのようで怖くてたまらなかった。同級生たちはあの森に脱走兵が逃げ込み自殺したのだ、と噂をしていた。ある夜、森の奥からハーモニカの細い音色が流れてくる。数日後、沼で失くしたイコの下駄が森の出口に置かれていた。「あり・が・とう」イコはちいさく呟いた。戦争は激化し、東京大空襲で半死半生の父が見つかる。不安に押しつぶされそうになったイコは森に入る。「兵隊さーん」そこでイコが目にしたものは……。「「魔女の宅急便」の著者が描く少女の戦争。(解説:小川 洋子)

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