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遺伝子が語る免疫学夜話~自己を攻撃する体はなぜ生まれたか?~
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在庫状況
有り
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お届け予定日
3~4日
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価格
\1,980(税込)
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発行年月 |
2023年12月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
270p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/基礎医学/免疫学 |
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ISBN |
9784794973993 |
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商品コード |
1037837132 |
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NDC分類 |
491.8 |
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基本件名 |
免疫学 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2024年01月3週 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037837132 |
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著者紹介
橋本求(著者):橋本求(はしもと・もとむ)大阪公立大学医学部膠原病内科学教授。京都大学医学部卒業。京都大学大学院医学研究科・臨床免疫学、大阪大学免疫学フロンティア研究センター研究員、京都大学リウマチセンター講師、などを経て、現職。
内容
「人類はウイルス、細菌、寄生虫との戦いと共生の歴史。読むとやめられなくなる」──養老孟司
リウマチ・膠原病、クローン病、さらに花粉症、アトピー性皮膚炎などの疾患は、なぜ起きるようになったのか? その背景から、人類が何万年もかけて積み重ねてきた進化の物語を読む。
自己免疫疾患(体を守る免疫が逆に自分の体を攻撃する疾患)とは、清潔で快適な環境を求めてきた人類の代償というべき「宿業の病」。そのような病が生まれたのはなぜか? マラリアやインフルエンザなど感染症との戦いの歴史、寄生虫との共生、腸内細菌叢の知られざる力、爬虫類・昆虫などとの毒を介した生存競争、脊椎動物の「顎」の獲得、ネアンデルタール人との混交、農耕革命・産業革命などの生活様式の変化……数々の驚くべきトピックとともに語る、読み出すとやめられない「遺伝子と免疫」の秘密。
"本書がご紹介するのは、「自己を攻撃する病」がなぜ起きるようになったのかについての夜話です。ただし、その夜話は、できるだけ現代医学の最新のエビデンス(根拠)に基づいてお話ししたいと思っています。根拠として用いたのは、遺伝学やバイオインフォーマティクスの考え方。この最先端の学問を使って、自己免疫疾患やアレルギーといった病気がなぜ起きるようになったのか、その謎について迫りたいと思います。(序章より)"
【目次】
序章 「免疫学」から学ぶこと
■第I部 免疫と遺伝子──時空を超えてつながる病
第1章 病原体なき病
第2章 ガラパゴス島の啓示
第3章 史上最悪のインフルエンザ
第4章 コウモリの不吉
第5章 シマウマのステルス戦略
第6章 進化医学の考え方
■第II部 免疫と環境──運命を異にする双子の姉妹
第7章 「清潔」という病
第8章 昭和の子ども「青洟」のヒミツ
第9章 寄生虫という「古き友」
第10章 腸内細菌のチカラ
■第III部 免疫系の進化──自己免疫とアレルギーの起源
第11章 顎の出現とともに現れた病
第12章 哺乳類の勝利の代償
第13章 旧人類との邂逅と新型コロナ
第14章 農耕革命の光と影
終章 免疫進化のガラパゴス