上野洋三著作集<第1巻> 芭蕉発句評唱
上野 洋三 著
内容
目次
凡例 序 芭蕉 蕉風俳諧の成立 一 談林と芭蕉 二 屈折する表現 三 七部集の展開 A 冬の日の世界 B 猿蓑の世界 C 猿蓑以後 蕉風の表現と方法 一 蕉風俳諧の方法――付合論 二 古典と芭蕉 三 蕉風俳諧の表現 四 俳諧精神と理念――不易流行の説 紀行と俳文 一 紀行文の方法 二 俳文の方法 芭蕉以降 一 同時代の俳諧師たち 二 芭蕉の弟子 芭蕉発句評唱 時雨考 一 庭をいさむる 二 猿も小蓑を 三 田の新株の ひとつ考 一 一里は 二 一つに氷る 三 只一つ 四 氷の僧 世間との距離 一 宵の宿 二 師走の市 三 何をする人 枯野考 も考 一 塚も動け 二 人も年よれ 三 葉ごしもいとへ 四 月も頼まじ 五 ぬかりはせじな 六 うたがふな 鶯と蛙 一 餅に糞する 二 水の音 不性さや 晩年の自在 一 きりぎりす 二 十三夜 三 玉祭り 京なつかしや 菊の香や 初雪や かさ寺や 瓜つくる 萩と月 冬もなし 芭蕉の創意 モノ考 一 栖去之弁の読み方 二 『笈の小文』冒頭の一節 三 『奥の細道』のモノ 眺望・鬼哭・傷心―平泉と須磨― 一 平泉幻聴 二 須磨幻視 この道と人声 春雨・蜂の巣・蜘蛛の囲 一 和歌の変容 二 春雨の俳諧 三 物にいたる 詩の流行と俳諧 一 詩の流行について 二 詩学入門書と蕉風俳論 笈の小文・更科紀行・嵯峨日記 本文・現代語訳解・解説 概説 凡例 笈の小文 更科紀行 嵯峨日記 概説 補注 初出一覧 索引 人名 書名 和歌・俳諧 あとがき