KNOWLEDGE WORKER ナレッジワーカー



書評掲載
丸善のおすすめ度

ハートの図像学~共鳴する美術、音楽、文学~

木村三郎, 植月惠一郎  編
須藤温子  監修
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \3,080(税込)         
発行年月 2024年05月
出版社/提供元
小鳥遊書房
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 319p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/美術理論・美術史
ISBN 9784867800256
商品コード 1038300195
NDC分類 704
基本件名 図像学
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2024年06月4週
書評掲載誌 読売新聞 2024/07/14
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038300195

著者紹介

木村三郎(編者):木村三郎/
パリ第Ⅳ大学 Doctorat de IIIe cycle 修了。Docteur es lettres. 日本大学藝術学部教授を経て、現在、金沢美術工芸大学名誉客員教授。専門は西洋美術史。
○『西洋絵画作品名辞典』(三省堂、1994年(編集委員))
○『ニコラ・プッサンとイエズス会図像の研究』(中央公論美術出版、2007年)
○『フランス近代の図像学』(中央公論美術出版、2018年)
○« La source écrite du Miracle de saint François-Xavier de Poussin », La Revue du Louvre et des Musées de France, 1988, no. 5-6, p. 394-398
植月惠一郎(編者):植月惠一郎/
學習院大學大学院人文科学研究科イギリス文学専攻博士後期課程単位取得退学。日本大学特任教授。専門はイギリス文学(17〜18世紀)。欧米言語文化学会前会長、十七世紀英文学会元会長、イギリス・ロマン派学会理事。
○『西洋文学にみる異類婚姻譚』(共著、小鳥遊書房、2020年)
○The Expanding World of the Gothic: From England to America. (joint work, Asahi Press, 2020).
○『トランスアトランティック・エコロジー—ロマン主義を語り直す』(共著、彩流社、2019年)
須藤温子(監修):須藤温子/
千葉大学大学院社会文化学研究科博士課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員DC2(千葉大学)、同PD(東京大学)、立教大学ランゲージセンター教育講師を経て、日本大学藝術学部教授。2021年逝去。専門はドイツ語圏文学、表象文化論。
○『エリアス・カネッティ—生涯と著作』(月曜社、2019年)
○『婚礼に足—騎士シュタウフェンベルク伝説とその周辺』(共著、『西洋文学に見る異類婚姻譚』小鳥遊書房、2020年収録)
○『ウィーン1945―1966:オーストリア文学の「悪霊」たち』(共著、『日本独文学会研究叢書』114号収録、2016年)○『エリアス・カネッティ伝記』(共訳、上下巻、上智大学出版、2013年)

内容

「心臓」にして「心」でもある
「ハート」とはいったい何のシンボルなのか?
ヨーロッパ文化を通して哲学・医学・宗教・芸術・文学の歴史が織りなす
変幻自在なハートの謎に多彩な図像とともに迫る。
===
【目次】
◉はじめに(須藤温子)
第 一 部
ハートの文化史——哲学・医学・美術・文学(須藤 温子)
—————————————
【コラム】ハートの伝説いろいろ(須藤 温子)
—————————————
第 二 部
ハートの諸相
◉中世フランスの文学テーマ「愛の嘆き」とハートの形象化
(徳井 淑子)
◉ハートのエンブレム—ペトラルカからヘフテンへ
(伊藤 博明)
◉ウィザーの燃える心臓と祭壇—一七世紀イギリスのエンブレムの事例
(植月 惠一郎)
—————————————
インテルメッツォ
◉歌と「クオーレ」 (斉田 正子)
—————————————
◉人魚の魂・男の心臓—『ウンディーネ』、『人魚姫』、『漁師とその魂』
(須藤 温子)
◉聖心イメージとハプスブルクの聖人たち—金羊毛騎士団を手がかりに
(蜷川 順子)
◉小道具、大道具、そして役者としてのハート—西洋一五世紀後半〜一七世紀前半の視覚上の作例を中心に
(木村 三郎)
—————————————
【コラム】《心臓に毛の生えた》発表—若桑みどりさんの思い出
(木村 三郎)
—————————————
◉あとがき (須藤 温子)
◉編集後記 (木村 三郎)
人名索引

目次