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死の商人~戦争と兵器の歴史~(講談社学術文庫 2824)

岡倉 古志郎  著

小泉 悠  他
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \1,056(税込)         
発行年月 2024年06月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 195p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/理工学/機械工学/船舶工学
ISBN 9784065359709
商品コード 1038482242
NDC分類 559.09
基本件名 軍需工業-歴史
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2024年07月3週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038482242

著者紹介

岡倉 古志郎(著者):1912-2001年。東京帝国大学経済学部卒業。戦後、財団法人世界経済研究所員、同志社大学、大阪外国語大学、中央大学、大東文化大学教授を歴任。アジア・アフリカ研究所初代所長。日本国際政治学会名誉理事。岡倉天心の孫。著書に『アジア・アフリカ問題入門』『非同盟研究序説』『岡倉古志郎国際政治論集』全5巻など多数。
小泉 悠(他):1982年,千葉県生まれ。東京大学先端科学技術研究センター准教授。早稲田大学大学院政治学研究科修了(政治学修士)。ロシアの軍事研究が専門。著書に『「帝国」ロシアの地政学』(サントリー学芸賞受賞)『現代ロシアの軍事戦略』『ロシア点描』などがある。

内容

戦争の陰で暗躍し、鉄砲や大砲、ミサイルや核兵器まで売り捌き、巨万の富を得た武器商人たちの実態を暴くノンフィクション!

武器商人は、戦争の危機を煽り、国防の必要を訴えるとともに、「愛国者」として政治家に取り入り、大量の武器を売り込んできた。資本主義が発展する中で、科学技術とともに軍需産業が拡大すると、彼らは資本家となり、巨万の富を築き上げるだけでなく、国際的な独占資本となった――。国内外の実話をもとに、黒幕たちの系譜と実態を暴き、戦争が起きる仕組みを明らかにする。(解説・小泉悠)

〇本書に登場する人物
・アメリカの大統領リンカーンを激怒させたJ・P・モルガン
・明治の戦争成金となった、大倉財閥の始祖である大倉喜八郎
・ダイナマイトを発明した利益で、平和賞を創設したノーベル
・史上最も有名な、謎多き伝説の武器商人である騎士ザハロフ
・大砲の王者として数世代かけて巨大企業をつくったクルップ
・火薬から原水爆まで、アメリカ有数の財閥となったデュポン

【目次】
1 「死の商人」とは何か
2 サー・バシル・ザハロフ――「ヨーロッパの謎の男」
3 クルップ――「大砲の王者」
4 IGファルベン――「死なない章魚」
5 デュポン――火薬から原水爆へ
6 日本の「死の商人」
7 恐竜は死滅させられるか

あとがき〔一九六二年改訂版への〕
あとがき
解説 暴力を理解し、しかし飲み込まれないために 小泉悠