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サロマ湖はホタテガイを何枚育ててくれるか?~閉鎖性海域における持続的二枚貝養殖漁業~

門谷 茂, 阪口耕一  編
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価格 \1,980(税込)         
発行年月 2024年08月
出版社/提供元
恒星社厚生閣
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 7p,141p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/農学/水産業
ISBN 9784769917106
商品コード 1038580144
NDC分類 666.7
基本件名 ほたてがい(帆立貝)
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2024年09月2週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038580144

著者紹介

門谷 茂(編者):香川大学農学部教授を経て,2002年より北海道大学教授。専門は海洋生物生産学。主に干潟などの沿岸域における環境と生物生産の相互作用などを研究。北海道環境審議会会長を2011年から2016年まで務める。サロマ湖とのかかわりは2006年ごろから。現在は,(公社)北海道栽培漁業振興公社技術顧問(水産学博士)。北海道大学名誉教授。
阪口耕一(編者):兵庫県西宮市出身。北海道大学大学院水産科学研究科修士課程修了後,2002年にサロマ湖養殖漁業協同組合に入組。サロマ湖養殖許容量検討委員会の事務局をし,研究者と漁業者の橋渡しに努める。2020年には「ブラタモリ」で案内人をする。現在は同組合参事。

内容

北海道のサロマ湖では、限られた空間で飼育養殖されるホタテガイやマガキなどの二枚貝の持続的生産を確保するため、地元のサロマ湖養殖漁業協同組合が独自に養殖許容量を設定する全国的にも先進的な取り組みを継続している。10年にわたる毎月の環境モニタリングのデータを集約し、「サロマ湖はホタテガイを何枚育ててくれるのか?」を検証する。将来を見据えたこの取り組みは、SDGsの課題「海の豊かさを守ろう」の具体例である。

目次:第1章 はじめに(門谷 茂)/コラム 粒子態と懸濁態の区別に関する考え方(門谷 茂)/第2章 基礎生産のモニタリング(塩本明弘)/第3章 湖内外の海水交換(大橋正臣)/第4章 流域河川からの流入量(三上英敏・五十嵐聖貴)/第5章 栄養塩と植物プランクトン量の時間的・空間的な変化(芳村 毅・三上英敏)/第6章 ホタテ養殖海域における沈降粒子束の動態(門谷 茂・森田 康)/第7章 アマモ場の分布と生物量・炭素収支(藤井 真・仲岡雅裕)/第8章 動物プランクトンの季節変動(中川至純)/第9章 ホタテガイ養殖管理と水温依存性(阪口耕一)/第10章 マガキの養殖法と摂餌量(阪口耕一)/第11章 付着生物の種類と現存量(阪口耕一)/第12章 底生動物から見た養殖漁場環境(園田 武)/第13章 まとめ(門谷 茂)/第14章 サロマ湖環境のリアルタイム把握への試み(阪口耕一)

目次