著者紹介
夜馬裕(著者):夜馬裕 YAMAYU
怪談師。怪談作家。3代目怪談最恐位(怪談最恐戦二〇二〇優勝)。カクヨム異聞選集コンテスト大賞。第7回幽怪談実話コンテスト優秀賞。インディと怪談師ユニット「ゴールデン街ホラーズ」を結成中。映画、猫、海の生き物、料理が好き。著書に『自宅怪談』(イースト・プレス)『厭談 祟ノ怪』『厭談 戒ノ怪』(竹書房)、監修・執筆に『代々木怪談-ノベルアップ+夏の夜の怪談コンテスト傑作選-』、漫画原作に『厭談夜話』(漫画:外本ケンセイ/小学館)、その他共著多数。アマゾンプライムのChannel恐怖にて「夜馬裕のスジなし怪談」を主宰、DVD作品に「圓山町怪談倶楽部」「怪談最恐戦」各シリーズ、「怪奇蒐集者(コレクター)」シリーズ他多数。
内容
気づいていますか?
あなたの背中にへばり憑く
死者の怨念、生者の悪意
三代目最恐位・怪談界の帝王が贈る人気シリーズ、3年ぶりの新刊!!
幽霊に生者の悪意や人怖までもがハイブリッドされた悶絶必至の怪談たち。
・元カレが忘れられず逢いに行っていると自白した恋人。だが、その場所は廃墟で…「神隠しマンション」
・教育実習で3年ぶりに母校に戻ってきた男子学生は、在学中に自分が捏造した学校の七不思議のひとつが 異様な存在感をもって広まっていることを知る。
嘘を証明しようと夕暮時の校舎裏に行くと…「屋上のミヨコさん」
・小学生の頃、父の実家でよく見た井戸の洗剤の不気味なローカルCM。
ある日一緒にCMを見ていた友達に異変が…「井戸は僕におまかせください」
・最寄り駅で流れる奇妙な駅員のアナウンス。
危険を知らせる注意喚起なのだが、よく考えると自分だけに関係のある予言じみた内容で…「駅神様」
・代々医者の一族の屋敷の奥にある鍵のかかった小部屋。そこに隠された恐ろしきものとは…「陰摩羅鬼の蒼い爪」
ほか、伝説の怪談「訳アリバイト」を大幅に加筆した完全版「深淵に至る」も収録。
怪談界の帝王がおくる珠玉の全11話、待望のシリーズ第3弾!