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心の哲学史
村田 純一,
渡辺 恒夫
編
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在庫状況
有り
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お届け予定日
3~4日
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価格
\3,520(税込)
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発行年月 |
2024年11月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
656p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/心理学/心理学史・心理学理論 |
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ISBN |
9784065235225 |
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商品コード |
1039386533 |
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NDC分類 |
140.2 |
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基本件名 |
心理学-歴史 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2024年12月3週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2024/12/21 |
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| 商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039386533 |
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著者紹介
村田 純一(編者):1948年生まれ。東京大学名誉教授。現象学・知覚論・科学哲学を専門とする。
著書に『知覚と生活世界――知の現象学的理論』『色彩の哲学』『「わたし」を探険する』『技術の哲学』『味わいの現象学――知覚経験のマルチモダリティ』など。
渡辺 恒夫(編者):1946年生まれ。東邦大学名誉教授。心理学・科学基礎論を専門とし、自我体験・夢・ジェンダー・人間科学論・環境心理学などをテーマとする。
著書に『夢の現象学・入門』『人はなぜ夢を見るのか』『フッサール心理学宣言』『他者問題で解く心の科学史』など。
内容
心についての問題意識はプラトン・アリストテレスなどの古代哲学から連綿と続いているが、一般向け書籍で述べられる心理学史では、近代に始まる「科学的心理学」から述べられることが多い。たとえば「19世紀後半に科学としての心理学が内観から始まり、20世紀になると、それを否定したワトソンの行動主義が隆盛をきわめ、やがて認知革命に至った」と。
しかしそれは心理学史の或る一面の流れであって、哲学と心理学が分岐する前の19世紀後半を凝視するならば、それとは異なり現代まで展開していくもう一つの心理学史が見えてくる。
本書では、1874年という年に刊行された二つの書物『経験的立場からの心理学』(ブレンターノ)と『生理学的心理学綱要』(ヴント)を起点とし、新しい心の科学と哲学の始まりと見なした。それに対して、ブレンターノから哲学を学んだフッサールは、心の哲学としての心理学として独自の現象学を展開し、志向性・身体性・世界内存在など、心のあり方を解明する上で重要な役割を果たす諸概念を開発した。実際現在では、それらの諸概念は、新たに展開し始めた、認知科学や神経科学の知見を理解するうえでも重要な役割を演じるようになっている。本書では、このような心理学と心の哲学のいわば隠れた歴史の流れを、内観、発達心理学、脳科学、方法論論争など多様な側面から明らかにすることによって、心の哲学の歴史を展望する。
[本書の内容]
第一章 心の哲学史の始まり――一九世紀、科学と哲学の交叉
第二章 心の科学・心の哲学・身体の現象学――内観・行動主義から心と身体への展開
第三章 認知システムと発達の理論展開――他者論から現代発達研究へ
第四章 心理学の哲学を基礎づけたもの――その認識論的背景と現象学的心理学
第五章 認知神経科学と現象学――身体と自己の起源を探る潮流
第六章 心理的なるものを超えた心理学――歩く・食べる・眠るの心理学へ
コラムI エーレンフェルスからゲシュタルト心理学へ
コラムII 意志と行為の構造化
コラムIII 心の理論パラダイムと発達研究
コラムIV 現象学的精神医学の興隆と衰退