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計算科学講座<8> プラズマの計算科学

梅田 隆行  編
金田 行雄, 笹井 理生  監修
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \5,280(税込)         
発行年月 2024年11月
出版社/提供元
共立出版
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 11p,315p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/理工学/情報学/情報処理
ISBN 9784320122734
商品コード 1039513407
NDC分類 007.6
基本件名 情報処理
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2025年01月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039513407

内容

「プラズマ」は、固体・液体・気体に次ぐ物質の第四の状態であり、宇宙空間では体積の99%以上を占める基本構成要素であると同時に、さまざまな産業でも利用がなされている。
本書では、プラズマの流体的運動による巨視的な運動(マクロ)と、プラズマの荷電粒子の運動による微視的な運動(ミクロ)が織り成す非線形現象を理解するために、基礎概念から最新の手法にいたるまで系統的に解説し、宇宙・核融合などといった分野でのマクロとミクロの基本的な枠組みと、それらの統合化のためにプラズマ計算科学が目指すべき方向性を示す。
第1 章では、プラズマのマクロ・ミクロシミュレーションを理解する上で弼けとなる、磁気圏・太陽・宇宙・核融合などといった、さまざまなプラズマ現象に関する基礎知識、および基礎方程式となるNewton-Maxwell方程式とMHD(電磁流体力学)の枠組みを示す。第2 章では、マクロモデルを取り扱うMHDモデルの基礎およびさまざまなプラズマ現象への適用の枠組について示す。第3 章では、ミクロモデルを取り扱うParticle-In-Cell(PIC)粒子モデルの基礎およびさまざまなプラズマ現象への適用の枠組みについて、第4 章では、新しい展開であるマルチスケール・マルチ物理を扱う統合モデル化および分布関数を取り扱うVlasov(ブラソフ)モデルについて説明する。

前提知識は学部レベルの微分積分・線形代数・ベクトル解析を想定しており、プラズマ計算科学を志す大学院生・研究者のみならず、これまでにプラズマ科学に触れたことの無い読者でも、マクロ・ミクロが生成するプラズマ現象を広く学習が出来るように配慮した。

目次