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持続不可能な財政~再建のための選択肢~(講談社現代新書 2762)

河村 小百合, 藤井 亮二  著

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価格 \1,210(税込)         
発行年月 2025年01月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 286p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/社会科学/経済学/財政・公共経済
ISBN 9784065384688
商品コード 1039822463
NDC分類 342.1
基本件名 財政-日本
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2025年02月4週
書評掲載誌 毎日新聞 2025/02/22、日本経済新聞 2025/03/22
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039822463

著者紹介

河村 小百合(著者):河村小百合(かわむら・さゆり)
株式会社日本総合研究所調査部主席研究員。一九八八年京都大学法学部卒業、日本銀行入行。一九九一年株式会社日本総合研究所入社。二〇一九年より現職。財務省財政制度等審議会財政制度分科会委員(現職)、国税庁国税審議会委員、厚生労働省社会保障審議会委員、内閣官房行政改革推進会議民間議員等を歴任。『日本銀行 我が国に迫る危機』(講談社現代新書)で第四五回石橋湛山賞を受賞。

藤井 亮二(著者):藤井亮二(ふじい・りょうじ)
白鴎大学法学部教授。一九八五年慶応義塾大学法学部卒業、参議院事務局入局。予算委員会調査室首席調査員、企画調整室次長を経て、二〇一八年参議院予算委員会専門員(調査室長)。二〇二二年より現職。栃木地方最低賃金審議会委員、参議院予算委員会調査室客員調査員、会計検査院特別調査職等を歴任。

内容

世界最悪の借金大国
この国はもうダメなのか?

私たちが迫られる「究極の選択」
現役世代へのツケ回しはもう限界。「破綻」を避けるために何ができるのか
そろそろ本当の話をしよう

我が国の財政運営は、このままではこの先、何かのきっかけで、いつ何どき、行き詰まってもおかしくない状態にすでに陥っています。まさに「持続不可能」なのです。しかも、「これまでに国として積み上げてきてしまった借金、国債残高の大きさ」と、「厳しい人口減少傾向に象徴されるように国力が、疑いようのないほどに低下傾向をたどっていること」を合わせれば、ついに「行き詰まった」ときに起こる事態は、我が国自身が第二次世界大戦の敗戦直後に経験した苛烈な国内債務調整に匹敵するものにならざるを得ないことは容易に想像がつきます。
では、どうすればよいのでしょうか。どうすれば、私たちのこの国の財政運営を立て直せるのでしょうか。私たちの後に続く世代のことを考えれば、「どうせ無理だから」などと投げ出すことは決して許されません。本書を手に取ってくださったお一人おひとりに、ぜひともご一緒に考えていただきたいと思います。

本書の内容
まえがき
第1部 「財政再建から逃げ続ける国」の行き着く先
第2部 シミュレーション日本の財政はどうなるか
第3部 聖域なき歳出削減何をどう減らすのか
第4部 公平・公正な税制と納得できる税負担を考える
第5部財政再建アラカルトあなたは何を選びますか?
あとがき

目次