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こじらせない家族~アサーションとバウンダリーから学ぶ正しい距離の保ち方~

渡辺裕子  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \2,200(税込)         
発行年月 2025年03月
出版社/提供元
現代書館
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 198p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/社会学/家族・世代
ISBN 9784768459737
商品コード 1040032336
NDC分類 367.3
基本件名 家族関係
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2025年04月4週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040032336

著者紹介

渡辺裕子(著者):NPO法人日本家族関係・人間関係サポート協会理事長。
千葉大学大学院看護研究科修士課程修了。保健師、大学教員を経て「家族ケア研究所」設立。学生や看護師を対象とした講義・講演活動、月刊誌の発刊により、家族看護の実践・教育、普及に努める。
NPO法人設立を機に、30年に及ぶ家族看護に関わる体験をもとに一般市民への家族に関する教育・啓もう活動をスタート。現在、「かぞくのがっこう」校長を務める。
著書に『看取りにおける家族ケア (家族ケアの技を学ぶ1)』(医学書院、2005年)など。共編著に『家族看護学 理論と実践 第5版』(共著書、日本看護協会出版会、2019年)、『家族看護を基盤とした地域・在宅看護論 第6版』(監修、日本看護協会出版会、2022年)など多数。

内容

こじらせたくない! だけどこじれてしまう、それが家族というものです。
「帰宅すると、どういうわけか、それまで楽しそうにリビングで会話をしていた家族が静まり返ってしまう」
「思ったことを率直に伝えているのに、どうしてギクシャクした感じになっちゃうの?」
そんな、家族関係の魔境に陥っていませんか!?
ジェンダー規範にとらわれず、パートナー間の役割も解体し、それぞれがそれぞれの家族をつくる時代。しかし、思えば私たちは、誰からも「家族」について教わったことがありません。
「こうすればオッケー、だいじょうぶ」といった模範解答もなく、多少のモヤモヤには目をつぶり、決定的なダメージを避けることができていればよしとする。なんとなく「うちには問題はない」とやり過ごしているうちに、どうしたわけかやってくるのです! 決定的な「こじらせる」瞬間が!

実父母、きょうだい、親子、パートナー、義父母に有象無象の親戚……。私たちは何らかの家族関係の中にあり、幼少期は親やきょうだい、結婚や共同生活をすればパートナーや義父母、子どもが生まれれば子ども、中年になれば年老いた父母や義父母と、歳を重ねるほどに家族は増減し、家族間で発生する問題も変わっていきます。
「うちはうまくいっている」。はたしてそうでしょうか? じつは誰かのがまんによって支えられていたり、「家族なんだからこれくらいがいいだろう」といった甘えを当然のこととしていたりしませんか。
本書では、新しい時代の家族を築くために必要な能力を「家族関係リテラシー」と名づけ、「人権」、「バウンダリー」、「アサーション」といった概念を使いながら、「家族関係」を見つめます。
考えてみれば「家族は他人」。だからこそ、よりていねいに、繊細に関係を見つめ、育む必要があるのではないでしょうか。
問題はあって当たり前、重要なのはこじらせないこと。そんな家族関係をめざす家族の教科書です。

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