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ネアンデルタール人再発見~科学が再構築した新しい人類史~
ディミトラ・パパギアーニ,
マイケル・A・モース
著
武井 摩利
翻訳
篠田 謙一
監修
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在庫状況
有り
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お届け予定日
3~4日
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価格
\5,280(税込)
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発行年月 |
2025年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
255p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/生物学/自然人類学 |
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ISBN |
9784422430669 |
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商品コード |
1040452295 |
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NDC分類 |
469.2 |
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基本件名 |
ネアンデルタール人 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2025年08月4週 |
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| 商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040452295 |
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著者紹介
ディミトラ・パパギアーニ(著者):ケンブリッジ大学で旧石器時代と石器を専門に学び、ギリシャ北西部のネアンデルタール人遺跡に関する研究で博士号を取得。南東ヨーロッパ全域でネアンデルタール人の行動や、現生人類の出現とネアンデルタール人の消滅の問題を研究した。サウサンプトン、ケンブリッジ、オックスフォード、バースの学部、修士課程、継続教育課程で教鞭をとる。一般コースを教えているとき、学生からネアンデルタール人の栄枯盛衰を概観できる、最新でわかりやすい本を紹介してほしいと頼まれ、夫のマイケル・A・モースとともに本書を執筆。本書(現在、第3版)はアメリカ考古学会図書賞を受賞し、入門書の定番となっている。
マイケル・A・モース(著者):科学史の博士号を持ち、英国の考古学史を専門とする。オックスフォード大学で科学と高等教育のプログラムの開発に携わり、2015年、ウィンストン・チャーチル財団のエグゼクティブ・ディレクターに就任。著書 に『How the Celts Came to Britain』(2005年)などがある。
篠田 謙一(監修):分子人類学者、国立科学博物館館長。1955年生まれ。京都大学理学部卒業。博士(医学)。産業医科大学助手、佐賀医科大学助教授を経て、国立科学博物館人類研究部勤務。2021年より同館の館長を務める。著書に『人類の起源』(新書大賞2023第2位、中央公論新社)、『江戸の骨は語る』(科学ジャーナリスト賞2019、岩波書店)、『DNAで語る日本人起源論』(岩波書店)、『新版 日本人になった祖先たち』(NHK出版)など多数。
内容
私たちのDNAには、ほんの少し、ネアンデルタール人に由来する部分が混じっている。ネアンデルタール人が絶滅して4万年が経つが、私たちの中に彼らの遺伝子が受け継がれているということは、ネアンデルタール人が完全に消え去ったわけではないということだ。2010年に初めてネアンデルタール人のゲノムが発表されて以来、ネアンデルタール人についての、そして彼らと私たちの関係についての理解は劇的に変化した。かつてはネアンデルタール人は単純で残忍だという固定観念があったが、考古学者と分子生物学者による近年の新事実の発見によって、従来とは異なる、より私たちの身近に感じられる「像」が描かれるようになった。ネアンデルタール人は死者を埋葬し、病人の世話をし、洞窟の壁に顔料でペイントまでしていた。今や私たちは、DNAの研究を通じて彼らのヨーロッパでの進化やアジアでの移動の様子を追跡し、断片的な情報をつなぎあわせて、彼らがどのように生き、どのように死んでいったかを驚くほど詳細に推測できる。
本書には、魅力あふれる「私たちホモ・サピエンスの親戚」に関する最先端の研究が紹介されている。たとえば、現生人類や最近になって発見されたデニソワ人との交雑について、彼らの社会的行動について、そして私たち自身の健康にも影響を及ぼしている可能性のある彼らから受け継いだ遺伝子について、などだ。私たちとネアンデルタール人の相違点と類似点を直視することで、本書は「ヒトであるとはどういうことか」という人類最大の疑問に取り組んでいるのである。