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呼吸を取り戻せ~肺移植がもたらす奇跡と悲劇~
小田嶋由美子
翻訳
仲野徹
監修
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在庫状況
有り
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お届け予定日
3~4日
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価格
\4,180(税込)
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発行年月 |
2025年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
322p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/外科学/胸部外科学 |
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ISBN |
9784622097983 |
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商品コード |
1040897050 |
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NDC分類 |
494.645 |
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基本件名 |
肺移植 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2025年09月2週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2025/09/13 |
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| 商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040897050 |
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著者紹介
デヴィッド・ワイル(著者):(David Weil)
元スタンフォード大学先進肺疾患センター・肺移植プログラム所長。現在はテュレーン大学医学部教授のほか、ワイル・コンサルティング・グループの代表を務め、移植医療の改善に力を注いでいる。「ウォール・ストリート・ジャーナル」「ニューズウィーク」「シカゴ・トリビューン」「ワシントン・ポスト」などに数多くの論説を寄稿している。ニューオーリンズ在住。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
小田嶋由美子(翻訳):(おだじま・ゆみこ)
翻訳家。明治大学大学院法学研究科修了。訳書にアング『デジタル写真大事典』(共訳 エムピーシー)ガワンデ『予期せぬ瞬間』(共訳)ウェスタビー『鼓動が止まるとき』プリスビロー『意識と感覚のない世界』コセフ『ネット企業はなぜ免責されるのか』ラーソン『ワクチンの噂』フィッシャー『依存症と人類』マーシュ『残された時間』(以上みすず書房)他多数。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
仲野徹(監修):(なかの・とおる)
大阪生まれ。大阪大学医学部医学科卒業後、内科医から研究の道へ。ドイツ留学、京都大学医学部講師、大阪大学微生物病研究所教授を経て、2004年から大阪大学大学院医学系研究科病理学教授。2022年退官。2012年、日本医師会医学賞受賞。著書に『エピジェネティクス』(岩波新書)『こわいもの知らずの病理学講義』(晶文社)『仲野教授のこの座右の銘が効きまっせ!』(ミシマ社)『医学問答』(共著 左右社)他多数。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
内容
「移植は奇跡である。しかし、その本質は、強さと弱さ、強い個性と重大な欠点を持つ人々により行われる真剣な試みに他ならない。そして、私もそうした人々の一人である」
デヴィッド・ワイルは移植医にして、スタンフォード大学病院をはじめ数々の病院で、ディレクターとして肺移植プログラムの指揮に携わってきた。ワイルは誰がいつ移植を受けるかの判断を担い、チームとともに術後の回復を管理し、患者の退院後もケアを行う。患者が移植の待機リストに入った瞬間から残りの人生を終えるまで、一貫してケアしつづけるのだ。
がんを患っている患者、二度目の移植手術に臨む患者など、移植を受ける患者の問題。さらに、肺を提供する人の家族たち、移植プログラムに従事する同僚たちの想いが、移植医療の現場をドラマティックに動かしていく。
奇跡のような回復、悲劇のような悲しい別れ、そして燃え尽き――。移植医療は神がかり的で、人間的だ。肺移植に人生を捧げた医師が、その内幕を赤裸々に綴るノンフィクション。