【MeL】言語と教育をめぐる思想史
※表示価格は「学術機関向け・同時1アクセス」の価格となります。ご注文を承った際には、実際のご契約内容により算出した価格でご請求いたします。
内容
目次
はじめに 序論 言語と教育の限界をめぐる思想史序説[森田伸子] 一 教育に先立つ言語――語りえないものとしての言語 二 神学的言語――もの/心の言葉(内的な言葉)/ことば(外的な言葉) 三 近代教育思想における言語 四 現代言語思想と教育 五 教育と書物 六 おわりに――「告白」という教育 第一章 コメニウスにおける読書論の諸様相――中世/ルネサンス/近代[北詰裕子] はじめに 一 コメニウスの読書論の位置づけをめぐって――中世・ルネサンスにおける書物と教育 二 コメニウスによる「書物」の位置づけ 三 読むこと、選択すること、書くこと 四 あなたの書物 五 「何を」読むのか むすびにかえて――書物の氾濫と言語の混乱に抗して 第二章 コンディヤック――観念・思考・記号[上原秀一] はじめに 一 パルマ公王子のカリキュラム(1)――予備授業 二 パルマ公王子のカリキュラム(2)――予備授業の後 三 教育方法と教育目的における言語の位置 四 国語と言語使用の進化と退化 五 「たわいなさ」を免れる――デリダのコンディヤック論 第三章 フイエの「観念力」と教育――国民形成と古典語[綾井桜子] はじめに 一 アルフレッド・フイエ「観念力」の哲学の思想史的位置づけ 二 力と活動としての言葉・観念 三 いかなる古典語学習が必要か――文法・文学・記憶・美 四 フランス語作文と国民形成 五 道徳的─美的言語としての古典語――「至高の説得」 おわりに 第四章 ユダヤ思想と〈隔たりと分有〉の言語的経験――マルティン・ブーバーにおける翻訳・伝承・対話をめぐる思考[小野文生] はじめに――言語への愛 一 声、教え、哲学――生の肯定と刷新へ向けて 二 身もだえ、パトス、経験――時代の痙攣との距離 三 疚しさと疼き――個人的経験から 四 異郷なるものと所有――たったひとつの、私のものではない…… 五 故郷たる異郷――埠頭の生 六 〈隔たりと分有〉の言語的経験 七 翻訳、伝承、対話――尽きせぬ思考へ 八 必然と可能のあいだで――むすびにかえて 第五章 シュタイナーにおける言語の芸術性と世界の認識――身体と言語の新たな布置をめぐって[柴山英樹] はじめに 一 言語における芸術性 二 世界の認識と身体的な芸術行為 三 シュタイナーとマウトナーの言語観の相違 四 言語の創造性――言語と世界の連関 五 言語による教育の可能性――生き生きした現象を言語で表現すること おわりに――読み書きについて 第六章 言語論的転回と言語の教育をめぐる思想――ソシュール言語学の日本への導入と「読む」ことの教育をめぐって[渡辺哲男] はじめに 一 小林英夫にとっての言語論的転回 二 小林英夫の「文体論」――言語と「芸術」を同一線上に捉える 三 時枝誠記の「文章論」――作者の表現行為の追体験 四 「文体論」と「文章論」の国語教育論への援用 五 「意味の限定」と「個物の一般化」は「対立」するのか?――西田幾多郎を参照枠にして おわりに――テクストを「読む」ときの分水嶺を知っておくこと おわりに