【MeL】医療に活かす生体医工学
平田 雅之, 齋藤 充弘, 紀ノ岡 正博, 和田 成生, 伊井 仁志, 大谷 智仁, 武石 直樹, 橋爪 誠, 大城 理, 岡山 慶太, 坂田 泰史, 河野 喬仁, 村田 正治, 佐久間 一郎, 篠原 一彦, 江藤 正俊, 小林 聡, 牟田口 淳, 今田 憲二郎 著
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内容
目次
1.再生医療 1.1 再生医療と組織工学(ティッシュエンジニアリング) 1.2 再生医療に用いる細胞 1.2.1 多能性幹細胞 1.2.2 間葉系幹細胞 1.3 細胞培養の特徴 1.4 細胞製造の考え方 1.5 おわりに 引用・参考文献 2.生体力学シミュレーション 2.1 計算モデルと解析手法 2.2 個別化医療支援に向けた生体力学シミュレーション 2.2.1 4次元CT画像データに基づく左心房内血流解析 2.2.2 脳動脈瘤治療支援のための計算力学シミュレーション 2.2.3 血流のマルチスケールおよびマルチフィジックスシミュレーション 2.2.4 全脳血液循環シミュレーション 引用・参考文献 3.多元計算解剖学:人体を総合的に理解する 3.1 新学術領域「多元計算解剖学」の確立 3.1.1 新学術領域としての目的 3.1.2 多元計算解剖学の概念 3.1.3 多元計算解剖学の四つの軸と多元化 3.1.4 生命理論の基盤構築 3.1.5 解決すべき学術的課題 3.1.6 国内外の計算モデルを用いた研究 3.2 将来への展開 3.2.1 自然科学への展開 3.2.2 人材育成 3.3 おわりに 引用・参考文献 4.医療機器 4.1 数値提供型生体計測機器 4.2 画像提供型生体計測機器 引用・参考文献 5.インターベンション 5.1 心臓カテーテルの歴史 5.2 インターベンションの歴史 5.3 冠動脈インターベンションの歴史 5.4 バルーンからステントへ 5.5 DES(薬剤溶出性ステント)の時代へ 5.6 post stentの時代へ 5.7 インターベンションにおけるimaging modality 5.8 冠動脈インターベンションから心血管インターベンションへ 5.9 インターベンショナリストのためのトレーニング 5.10 おわりに 引用・参考文献 6.ドラッグデリバリーシステム 6.1 生体適合性 6.2 ナノ粒子を用いたドラッグデリバリーシステム 6.3 ターゲティングシステム 6.4 外部刺激を組み合わせたターゲティングシステム 引用・参考文献 7.手術ナビゲーションシステム 7.1 手術ナビゲーションとは 7.2 手術ナビゲーションのための技術 7.2.1 手術ナビゲーションに必要となる一般的処理 7.2.2 手術ナビゲーションに求められる医用画像処理技術 7.2.3 3次元位置姿勢計測技術 7.2.4 剛体レジストレーションと非剛体レジストレーション 7.3 手術ナビゲーションシステムの利用形態 7.4 手術ナビゲーション技術の展開 引用・参考文献 8.内視鏡手術(消化器) 8.1 内視鏡外科手術の歴史と概要 8.2 内視鏡外科手術支援工学の発展と課題 8.3 内視鏡外科手術による外科臨床の変化と課題 8.4 内視鏡外科手術の教育と人間工学的課題 8.5 おわりに 引用・参考文献 9.内視鏡手術(泌尿器) 9.1 経尿道的尿管砕石術f-TUL 9.2 経尿道的切除術:TURとレーザ治療 9.2.1 TUR手術の概要 9.2.2 TURの原理 9.2.3 レーザを用いた経尿道前立腺手術 9.3 腹腔鏡手術 9.3.1 腹腔鏡手術の概要 9.3.2 腹腔鏡手術に必要な機器 9.3.3 腹腔鏡手術の利点と欠点 9.3.4 根治的腎摘除術 9.3.5 副腎摘除術 9.4 おわりに 引用・参考文献 10.ロボット手術 10.1 手術支援ロボットda Vinci® 10.2 術式の拡大 10.3 外科疾患に対するツールとしての手術支援ロボット 10.4 内視鏡外科手術適応拡大に対するメリット 10.5 高難易度手術に対するメリット 10.6 医療機器承認後から保険収載まで 10.7 今後の手術支援ロボットの開発 10.8 おわりに 引用・参考文献 11.人工臓器 11.1 各種人工臓器 11.2 人工心臓と補助循環 11.2.1 大動脈内バルーンポンピング 11.2.2 ECMO 11.2.3 人工心臓 11.3 人工腎臓 11.4 人工食道 11.5 人工括約筋 11.6 ナノテク人工心筋 11.7 おわりに 引用・参考文献 12.埋植型電子機器 12.1 人工内耳 12.2 人工視覚 12.2.1 網膜の構造 12.2.2 人工視覚システムの構成 12.2.3 人工視覚で知覚される映像 12.2.4 人工視覚システムの種類 12.3 人工網膜の課題 12.4 おわりに 引用・参考文献 13.体内埋込み型ブレインマシンインタフェース 13.1 刺入針電極型と脳表電極型 13.2 脳情報の解読と制御皮質脳波を用いた運動内容の解読と制御 13.2.1 脳情報の効率的抽出 13.2.2 重症ALS患者に対する皮質脳波を用いたBMIの臨床研究 13.3 工学技術と医学応用の関連 引用・参考文献 14.医療情報システム:電子カルテによるデータ収集から人工知能応用へ 14.1 医療データ収集の必要性 14.2 医療データの電子化の経緯 14.3 医療の評価のためのデータ収集 14.3.1 テンプレートによる構造化データ登録 14.3.2 自然言語処理による非構造化データの構造化データへの変換 14.3.3 分析用のデータベース(データウェアハウス)の構築 14.4 多施設での横断的なデータの収集 14.5 個人を軸とする縦断的なデータの収集 14.6 人工知能(AI)の医療への応用 14.7 おわりに 引用・参考文献 15.医療機器審査に関わる医療機器評価の考え方 15.1 医療機器承認要件とは 15.2 医療機器のリスク分類と規制 15.3 医療機器の評価に関する考察 15.3.1 医療機器の性能評価において重要な視点 15.3.2 GLP,GCP,GMP:医療機器安全規格はなぜあるのか 15.3.3 医療機器の効果に関する明確化の重要性 15.3.4 リスクマネジメントの重要性と進め方 15.3.5 非劣勢という考え方 15.3.6 市販後調査の重要性 15.4 おわりに 引用・参考文献 16.工学的基礎 16.1 静的システムと動的システム 16.2 線形システムと非線形システム 16.3 フーリエ解析:時間軸と周波数軸 16.4 フィードバック制御とフィードフォワード制御 16.5 生体システムの確率的振る舞い 引用・参考文献 索引