雑誌「野球界」は、明治41(1908)年から昭和34(1959)年まで日本で発行していた月刊野球専門誌である。「ベースボール」(月間ベースボール)の題号で野球研究会より創刊。
当時は野球研究会が発行・博文館が発売を担当していた。明治44(1911)年9月に博文館内で設立された野球界社に発行元を移行し「野球界」に改題した。
当時の日本国内だけでなく、アメリカを中心とした海外の情報も多く取り上げている。野球だけでなく、当時野球と並ぶ人気で国技でもある相撲の記事にも力を入れており、相撲の特集号を発刊することもあった。
今回は国立国会図書館に所蔵がない「野球界」創刊号から8巻14号までを復刻した。
野球研究者のみならず相撲研究者・スポーツ史研究者などにお薦めしたい資料である。