【刊行にあたって】
「家族・婚姻」研究文献選集は、人類社会において永遠のテーマであり、現在一般の関心も高い「家族」の問題を、それに係る婚姻、親子、婦人、離婚等を含めて、社会学・人類学・教育社会学・法制史学・民俗学等あらゆる分野から研究できるように精選し、集成したものである。社会の変化とともに、「家族」の在り方も変わり続けている。現代の家族研究をしていく上でも、過去の家族制度とその移り変わり等を踏まえ、広い視野で「家族」の研究をしていくことが必要であると思われる。今回、明治から昭和20年(終戦)以前に出版された単行本(翻訳は除く)より、研究者の主要著作を数多く取り入れ、現在入手が困難な研究文献、家族研究には必要な文献を選び、復刻刊行する運びとなった。(クレス出版)