・「終戦70周年」を記念した映像記録として全120巻のDVD版として刊行
・本映像群は、研究者、有識者待望の体系的な「第一次基本資料」であり、占領期の連合国軍(GHQ)から見た日本の実相を詳細に
目の当たりに検証でき、戦後日本が歩んできた占領期、植民地政策下の原風景を認識でき、研究の資質向上に必ず役立ちます。
・素材は、「米国国立公文書館」(National Archive)所蔵の膨大な映像記録フィルムの中から、1987年に日本で初めて抽出したものです。米国陸軍空軍、総司令部(GHQ)通信隊が終戦直後1945(昭和20)年8月~1955(昭和30年)8月までの期間に体系的に撮影記録した、占領下の未公開映像群となります。
・マスターテープ制作にあたっては、永久保存版として劣化を防ぐため、当時最高技術を誇ったソニーのデジタルコンテンツ(D2)に
変換して保存、所蔵しています。今回のDVD版も、永久保存が可能なように、当時そのままの解像度で、マスターテープよりDVDに変換・抽出した画像です。
・本映像群の総数は951件に及び、マスターテープは132巻総、収録時間120時間余に及びます。その未整理な映像群を、網羅的編集方法で、
その道に精通している専門家が分析。610件余りに纏め、それに副った解説・解題・索引・年表、他資料をコンテンツリストとして編纂し、
1冊の手引書としました。映像にも巻毎の柱を右肩に字幕で表示、コンテンツリストに副った映像群610件余に対応する説明と要所、
要所に人・物・場所を特定したキャプションを全体で2500余を設け、字幕で挿入して判断・理解の一助としました。