理工学図書新刊ニュース　9月号

初級技術者や機械設計を学ぶ学生のために、工業力学・材料力学・流体力学・熱力学をわかりやすく解説。演習問題により機械設計技術者試験にも対応できるように構成。

機械系の学生が学ばなければならない科目として、四大力学をはじめ、設計の基礎となる機械材料、機械設計・機構学、設計製図および設計の基礎となる工作法、機械を制御する制御工学の９科目がある。本書は、（一社）日本機械設計工業会が主催する機械設計技術者試験の試験９科目についての基礎基本とCAD/CAMについて、わかりやすく解説する。

力と運動が関係したさまざまな問題の考え方や取り扱い方を学習する工業力学を，初めて学ぶ読者を対象にわかりやすく説明した教科書。独学でも十分に内容を理解できるよう執筆している。力学的な考察ができるように豊富な練習問題を設け，解答や基礎的な重要項目については，図を多く入れて丁寧に解説した。本文二色刷り。

好評を博している3次元CADソフト「SOLIDWORKS」の入門者用テキストの最新版（2022をベースに2020、2021バージョンにも対応）。視覚的に理解しやすいようにビジュアルを多用し、かつ、身近なモデルを作成することを通して、操作と機能が学習できるように工夫されている。

機械材料の知識を十分に学んでいない設計者は、材料選択を適切に行うことができないため、選択の幅が狭く、材料の特徴を十分に生かせない。機械設計者として必要な機能を実現し、設計を全体最適化するためには、効率的かつ適切な材料選択が不可欠である。本書は、機械設計に必要な、材料特性などの様々な基礎知識を身につけるための本。実務に即して丁寧に解説している。

設計ミスによる設計品質の低下は、設計者にとって避けたいもの。設計プロセスを正しく理解し、検図・DR・DRBFMといった「品質ツール」を使いこなしていけば解消できる。設計品質低下を避けるための取り組みを具体例で解説する。

自動運転に関する技術の基本的な知識を網羅した入門書。4年ぶりの改版に伴い、開発が進んだLiDARや5G、実用化に向けた法整備や安全性に関するガイドラインに加え、電気自動車の自動運転技術の内容を充実させた。

本書は初めて建築を学ぶ人向けに作られたシリーズの中の一冊である。社会問題としての環境工学を考える手引きである。近年，環境工学の分野が最も重要な科目となり，時代の先端学問となりつつある。第四版では，社会情勢の変化を視野に入れ，「パリ協定とカーボンニュートラル」や「新型コロナウイルス感染症と換気」等の最新情報を追加した。

建築生産のプロセスを中心に、基礎的な教科を理解した学生が、実社会に出るときの手助けになるテキストに再編修した。新たな建築のつくり方とその実現性を探り、新しい時代に適応できるように、執筆陣は第一線の指導者や実務者を揃えた。現場に密接したコラムは、充実していてなじみやすい。

建築設備の実務の基本が学べる本として好評を博している書籍の改訂版。約8年ぶりに内容を見直し、設備の最新動向を盛り込んだ。ビル管理技術者にとって、業務で日常的に接している設備・機器のしくみまで理解することは簡単ではない。本書では、さまざまな建築設備・機器の構造や作動原理などについて、豊富な写真・図とともに解説している。

コンピューターの発展によって、デジタル情報をエンジニアリングや生産・施工まで共有し、モノづくりは新たな局面へ大きく展開している。新たなエンジニアリングを駆使した18の事例を、詳細図を中心に紹介するとともに、設計者をバックアップしている技術者へのインタビュー、これからのデジタル技術が建築にもたらすものを座談形式で収録する。

本書は、受験者が苦手とする施工経験記述において［建築］［躯体］［仕上げ］の各工種で取り組める記述例を用意し、文章作成のポイントを学習できるものとした。そのほか、建設用語の解説、工程管理・法規・施工の想定問題やキーワードをまとめた。巻末には、最新試験5年分の解答・記述例を完全収録。

第1種・第2種作業環境測定士試験の第2種5回分、第1種2回分の試験問題を、試験科目ごとに分類・整理し、頻出・重要問題をていねいに解説した問題集。本国家試験では毎年繰り返して出題される内容が多いため、頻出問題を確実に得点できるように、問題に対する解説は選択肢ごとに詳細に行った。この1冊で試験傾向の把握と対策は万全。

大学教育DXの全体像の俯瞰と先行モデルにおける今後の方向性について調査研究を実施。学習者本位DXのあり方や国内外の動向、大学教育の将来と課題等についてまとめた。大学等の高等教育機関、社会人教育関係者に必読の書。大学におけるDXおよび学際的な地見からまとめられた書籍は少ない。