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縫い目のほつれた世界~小氷期から現代の気候変動にいたる文明の歴史~

フィリップ・ブローム  著

佐藤 正樹  翻訳
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価格 \3,960(税込)         

発行年月 2024年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 363p,50p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/ヨーロッパ史
ISBN 9784588352379
商品コード 1038322962
NDC分類 230.5
基本件名 西洋史-近代
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2024年06月1週
書評掲載誌 日本経済新聞 2024/06/22、読売新聞 2024/08/11
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038322962

著者紹介

フィリップ・ブローム(著者):フィリップ・ブローム(Philipp Blom)
1970年、ハンブルク生まれ。歴史学博士。歴史家、作家、ジャーナリスト。翻訳家としては、英語の自著をドイツ語に訳しているほか、オペラ台本などの翻訳も手がける。『手に入れることと死蔵すること 蒐集家と蒐集の秘史』(2002年)、『世界を啓蒙する 百科全書、歴史の流れを変えた本』(2005年)、『立ちくらむ歳月 西欧の変動と文化1900-1914年』(2008年)、『邪悪な哲学者 パリのサロンと啓蒙主義の忘れられた遺産』(2011年)、『裂け目 西欧の暮らしと文化1918-1938年』(2014年)、『たがの外れた世界 1570年から1700年までの小氷期および近代世界成立の歴史、ならびに現代の気候に関する考察若干』(2017年、本訳書の原著)、『あるイタリア紀行 300年前にわたしのヴァイオリンを作った移民の足跡を尋ねて』(2018年、翻訳『あるヴァイオリンの旅路』の原著)、『大世界舞台 変革の時代における想像力について』(2020年)、『征服 人間による自然支配の起源と終焉』(2022年)、『闇路を下りゆく時代の啓蒙』(2…
佐藤 正樹(翻訳):佐藤 正樹(サトウ マサキ)
1950年、愛知県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科修士課程修了。広島大学名誉教授。博士(文学)。ドイツ文学・文化史。訳書に、ビルクナー編『ある子殺しの女の記録』(人文書院)、ファン・デュルメン『近世の文化と日常生活』(全3巻、鳥影社)、コンゼンツィウス編『大選帝侯軍医にして王室理髪師ヨーハン・ディーツ親方自伝』(白水社)、ボラージオ『死ぬとはどのようなことか』(みすず書房)、ブローム『あるヴァイオリンの旅路』(法政大学出版局)など、共訳書に、ビルショフスキ『ゲーテ』(岩波書店)、マン『日記』(紀伊國屋書店)、デッカー『教皇と魔女』(法政大学出版局)、フロイント『冒険のバロック』(同)などがある。

内容

16世紀後半に世界を襲った小氷期により、飢饉、疫病、戦争がはびこるヨーロッパ。しかし、未曾有の危機を生き抜くための人々の創意工夫は、やがて技術と社会の革新に結実する。農業革命、重商主義、世界貿易へと続く近代の扉が開かれ、宗教と科学の拮抗のなかで新たな文化、新たな思想が開花する〈氷の時代〉を描いた一大歴史絵巻にして、現代の環境破壊・気候変動に警鐘を鳴らす問題提起の書。

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