新・教育制度論~教育制度を考える15の論点~
高妻 紳二郎 著
内容
目次
はじめに 第1章 教育制度の基本と改革動向――日本と世界の教育の動き 1 日本の教育制度を支える基本原理 2 教育制度改革の論点 3 世界主要国における教育制度改革動向 コラム オリンピックと教育 第2章 学校の制度――学校はどのように発展し,今どうなっているのか 1 予備校は学校か――学校の定義と種類 2 誰が学校を設置するのか――学校の設置者 3 いつから学校が存在しているのか――学校の起源と学校系統 4 誰のための学校制度か――学校制度改革の論点 コラム 幼稚園と保育所を一つにする:幼保一元化の推進 第3章 教職員の制度――教職員の職務内容と守るべき義務 1 教職員の種類と職務 2 教諭等による充当職 3 「新たな職」と学校運営 4 教師として守るべき義務(服務) 5 教職員に対する懲戒と分限 コラム 校長先生ってどんな人がなるんだろう? 第4章 教員養成の制度 ――教員免許制度改革の近年的動向に焦点を当てて 1 教員免許高度化の行方 2 国公私立の教職課程と採用試験状況 3 「生きる力」以降の求められる教員像と資質能力 4 新たな学びを展開する実践的指導力と常に学び続ける教員 コラム 教育実習中における教育実習生の成長 第5章 教員研修の制度――「学び続ける教員」を支えるしくみ 1 教員研修 2 研修の機会 3 行政研修 4 指導改善研修 5 校内研修や自己研修 コラム 先生の夏休みと職専免研修 第6章 教育委員会の制度――その現状と改革の方向性 1 教育委員会制度の理念と組織および権限 2 教育委員会の現状 3 教育委員会廃止論と地教行法の改正 4 首長主導の教育行政への改革 コラム アメリカの教育委員会 第7章 教員の福利厚生制度――学校の先生の待遇は恵まれているのか 1 教員の勤務時間 2 教員の休み 3 教員の給与 4 勤務時間と給与の課題 5 教員の待遇――これまでとこれから コラム 教員の待遇 世界比較 第8章 学校評価の制度――やりがいのある学校評価を目指して 1 学校評価とは何か 2 学校評価の導入経緯 3 学校評価の目的と手法 4 効果的な学校評価のために コラム ニュージーランドの学校評価の取り組み 第9章 教員評価の制度――評価システムを通して見えるもの 1 「新しい教員評価制度」の仕組み 2 先進的な取り組み例――多面的評価の活用 3 教員に求められる力量とは コラム 表彰される先生ってどんな先生? 第10章 学校給食の制度――「何食べた?」以外のさまざまな側面 1 学校給食の基礎知識 2 学校給食の具体的形態 3 食育の実態と担い手 コラム 給食費未納問題と統計データの難しさ 第11章 教科書の制度――検定・採択の特徴と教育意思 1 教科書とは何か 2 日本の教科書制度 3 諸外国の教科書制度 4 まとめ――教育意思と教科書制度をめぐる現代的課題 コラム デジタル教科書から考える「未来の学校」のかたち 第12章 秋季入学制度――そのメリット・デメリットとは 1 秋季入学議論の背景 2 日本の大学に対する秋季入学制度の功罪 3 ギャップタームの問題 4 今後の議論のゆくえ――秋季入学議論の意味 コラム 日本もかつては秋季入学だった 第13章 奨学金の制度――教育費負担の軽減とその課題 1 奨学金制度の概要 2 高校段階までの経済的支援制度 3 高等教育段階の経済的支援制度 4 諸外国の大学授業料と奨学金制度 5 奨学金制度の課題――貸与奨学金の延滞問題 コラム 子どもの貧困と奨学金 第14章 学校関係者による学校支援の制度 ――「地域とともにある学校」への協働に向けて 1 地域住民による学校運営への参画 2 学校の教育活動への地域住民による支援 3 「地域とともにある学校」に向けて コラム 学校は誰のものか? 第15章 入試制度――学びの質を保証する選抜とは 1 日本の大学では,そこで学ぶ人をどう決めているか 2 世界の大学では,そこで学ぶ人をどう決めているか 3 よりよい入試制度のあり方を考える コラム 医者になるのは誰か:教育の機会均等と入試制度 資料編 索 引
カート
カートに商品は入っていません。