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崩れゆく文民統制~自衛隊の現段階~
纐纈 厚
著
発行年月 |
2019年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
245p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/現代政治・行政学 |
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ISBN |
9784846119164 |
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商品コード |
1031027308 |
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NDC分類 |
393.2 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2019年11月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031027308 |
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著者紹介
纐纈 厚(著者):1951年岐阜県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(政治学、明治大学)。現在、明治大学特任教授(知財・研究戦略機構)。前山口大学理事・副学長。専門は、日本近現代政治史・安全保障論。
著書に『近代日本政軍関係の研究』、『文民統制 自衛隊はどこへいくのか』(いずれも岩波書店)、『集団的自衛権行使容認の深層』、『日本降伏 迷走する戦争指導の果てに』(いずれも日本評論社)、『侵略戦争 歴史事実と歴史認識』、『暴走する自衛隊』(いずれも筑摩書房・新書)、『日本海軍の終戦工作 もう一つのアジア太平洋戦争』(中央公論社・新書)、『田中義一 総力戦国家の先導者』(芙蓉書房)など多数。
内容
24万人の自衛官を抱え今や世界有数の軍事力を持つ自衛隊に何が起こっているのか? 南スーダンPKO日報やイラク派遣日報の隠蔽問題、国会議員への自衛隊三佐の暴言問題で露呈したことは、防衛大臣が自衛隊制服組を全くコントロールできていない現実である。いまや日本の自衛隊への文民統制(シビリアンコントロール)は崩壊しつつある。
本書は、自衛隊の現段階、とりわけ自衛隊制服組による自衛隊背広組の「文官統制」破壊の歴史的経過を詳述、自衛隊制服組の右翼的思想の膨張を分析し、民主主義国家の脅威となっている現実を明らかにする。同時に、現行平和憲法を活かす方向性のなかで、自衛隊の文民統制、民主的統制をどのようにして実質化・現実化して行くかを提言する