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【MeL】例外時代 ―高度成長はいかに特殊であったのか―
マルク・レヴィンソン
著
松本 裕
翻訳
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数量
冊
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価格
\13,794(税込)
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発行年月 |
2017年11月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
電子 |
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ページ数/巻数 |
315p,43p |
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ジャンル |
和書 |
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商品コード |
1027296233 |
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NDC分類 |
333.6 |
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本の性格 |
学術書 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027296233 |
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内容
多くの人が望む高度成長は、ふたたび訪れるのだろうか?本書は、第二次世界大戦後の高度成長期がむしろ「例外」であり、現状の低成長こそが「平常」経済であるという見方を、戦後史を丹念にたどることで、裏づけていく。戦後ブームからオイルショックへ、そしてそこから生まれたオイルマネーによる金融危機と政治の右転――1940年代から80年代にかけてのこの巨視的な構図のうえに、西ドイツ経済の黎明期をリードした経済相カール・シラー、FRB議長として1970年代のインフレに対峙したアーサ・バーンズ、OPECを主導したサウジアラビア石油相アハマド・ザキ・ヤマニ、規制緩和を進めたニクソン、フォード政権の米財務長官ウィリアム・サイモンといった、意外な人物を細密に描写することで、一つの原因では説明しつくせない経済の実相が明らかにされる。そこから見えてくるのは、左右を問わない、経済に対する政治の無能な姿だ。長期的視点で、世界経済を把握するために必須の一冊。