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震災と学校のエスノグラフィー~近代教育システムの慣性と摩擦~
清水 睦美,
妹尾 渉,
日下田 岳史,
堀 健志,
松田 洋介,
山本 宏樹
著
発行年月 |
2020年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
13p,322p,6p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/教育学/比較教育・各国教育事情 |
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ISBN |
9784326251407 |
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商品コード |
1031401775 |
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NDC分類 |
372.122 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2020年04月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031401775 |
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著者紹介
清水 睦美(著者):清水 睦美(しみず むつみ)
東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在:日本女子大学人間社会学部教育学科教授。専門分野:学校臨床学、教育社会学、移民の子どもに関する研究。主著:「震災と教育」『岩波講座 教育 変革への展望2 社会のなかの教育』(共著、2016)、『「復興」と学校―被災地のエスノグラフィー』(共編著、岩波書店、2013)、『ニューカマーの子どもたち―学校と家族の間の日常世界』(勁草書房、2006)。
妹尾 渉(著者):妹尾 渉(せのお わたる)
大阪大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。現在:国立教育政策研究所教育政策・評価研究部総括研究官。専門分野:教育経済学。主著:『学力・心理・家庭環境の経済分析―全国小中学生の追跡調査から見えてきたもの』(分担執筆、有斐閣、2016)、『「復興」と学校―被災地のエスノグラフィー』(分担執筆、岩波書店、2013)、『教員評価の社会学』(分担執筆、岩波書店、2010)。
日下田 岳史(著者):日下田 岳史(ひげた たけし)
東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。現在:大正大学工ンロールメント・マネジメント研究所専任講師。専門分野:教育社会学。主著・主論文:『女性の大学進学拡大と機会格差』、東信堂、近刊。『「復輿」と学校―被災地のエスノグラフィー』(分担執筆、岩波書店、2013)、「教育の社会経済的効果をめぐる研究の展開」『教育社会学研究』第101集(共著、2017)、「『教育の収益率』が示す日本の高等教育の特徴と課題」『国立教育政策研究所紀要』第140集(共著、2011)。
堀 健志(著者):堀 健志(ほり たけし)
東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在:上越教育大学大学院学校教育研究科准教授。専門分野:教育社会学。主著:『現代高校生の学習と進路』(共編著、学事出版、2014)、『教育改革の社会学』(共編著、岩波書店、2011)、『「復興」と学校―被災地のエスノグラフィー』(共編著、岩波書店、2013)。
松田 洋介(著者):松田 洋介(まつだ ようすけ)
一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在:大東文化大学文学部教授。専門分野:教育社会学。主著:『ペダゴジーの社会学―バーンスティン理論とその射程』(共編著、学文社、2013)、『「復興」と学校―被災地のエスノグラフィー』(共編著、岩波書店、2013)、『格差社会における家族の生活・子育て・教育と新たな困難―低所得者集住地域の実態調査から』(分担執筆、旬報社、2014)。
山本 宏樹(著者):山本 宏樹(やまもと ひろき)
一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。現在:東京電機大学理工学部共通教育群准教授。専門分野:教育社会学、教育科学。主著:『教師の責任と教職倫理―経年調査にみる教員文化の変容』(分担執筆、勁草書房、2018)、『〈悪〉という希望―「生そのもの」のための政治社会学』(分担執筆、教育評論社、2016)、『「復興」と学校―被災地のエスノグラフィー』(分担執筆、岩波書店、2013)、『統治・自律・民主主義―パターナリズムの政治社会学』(分担執筆、NTT出版、2012)。
内容
東日本大震災後、学校は災害経験とどう向き合ってきたのか。陸前高田の中学校における8年にわたるフィールドワークを基に描き出す。
被災の前後で、学校のありようはどう変わり、変わらなかったのか。統計データ分析、中学校におけるエスノグラフィー、教師インタビュー調査、生徒の作文の分析等により、教師・生徒にとっての震災経験の位置づけや学校文化の変容を明らかにする。また、近代教育システムとの関連で、災害が近代学校に何をもたらしうるのかを検討する。