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「文化漢奸」と呼ばれた男~万葉集を訳した銭稲孫の生涯~
鄒 双双
著
発行年月 |
2014年04月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
9p,280p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/中国文学 |
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ISBN |
9784497214041 |
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商品コード |
1015223202 |
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NDC分類 |
920.278 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2014年06月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1015223202 |
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著者紹介
鄒 双双(著者):1984年中国湖南省生まれ。四川大学外国語学部日本語学科卒業、関西大学大学院修士、博士課程修了。2013年4月から2014年3月まで、日本学術振興会特別研究員(PD)として京都大学人文科学研究所に在籍。専攻、日中近代文化交渉、日中比較文学。
主な論文:「翻訳家銭稲孫と日本人との交遊―谷崎潤一郎と岩波茂雄を中心に」(関西大学国文学会『国文学』96、2012年3月)、「日本占領下の北京における張我軍の翻訳活動について――島崎藤村、武者小路実篤と関連して」(増田周子編著『戦争の記録と表象――日本・アジア・ヨーロッパ』、関西大学出版部、2013年3月)など。
内容
銭稲孫は、日本文学の翻訳業績において、周作人と比肩されるが、中国でのその評価は低いといえる。北京が日本の占領下にある時期もその地にとどまり、万葉集をはじめ、数多くの日本文学の翻訳紹介を行い、必然的に日本の文化人とも深い付き合いがあった。佐佐木信綱、吉川幸次郎、目加田誠、竹内好、岩波茂雄、谷崎潤一郎などの名前が見える。戦時下でのそういった活動により、銭稲孫は、日中戦争終結後、中国で「文化漢奸」(文化面での民族の裏切り者)として投獄されることになったが、同様の扱いを受けた周作人と比して、ほとんど取り上げられることがなかった。本書では、銭稲孫の日本との関わりやその業績を見直し、新たにその生涯を評価するものである。