丸善のおすすめ度
認知症患者安楽死裁判~事前意思表示書か「いま」の意思か~
盛永 審一郎
著
ベイツ 裕子
編
発行年月 |
2020年12月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
12p,146p |
---|
大きさ |
19cm |
---|
|
ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/社会医学/公衆衛生学一般 |
---|
|
|
ISBN |
9784621305805 |
---|
|
商品コード |
1032508680 |
---|
NDC分類 |
498.12 |
---|
|
|
本の性格 |
学術書 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2021年02月1週 |
---|
|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032508680 |
---|
内容
NHK のスイスでの自殺幇助ドキュメンタリー番組放映後、「死ぬ権利」、「安楽死」を認めろという声が大きくなった。しかし、「死ぬ権利」があるからといって、安楽死が可能になるわけではない。本書は、「温室に並べられた鉢植え植物のようには生きたくない」と言っていた認知症のオランダ人の女性を取り上げる。その女性を主治医が安楽死させ、これがオランダで安楽死法成立後、初めて医師が訴追される案件となった。女性はこうなったら自分の命を終わりにしてほしいという医師への「事前意思表示書」を書いていた。医師はこの表示書に従った――にもかかわらず、検察はなぜ医師を訴追したのか。最高裁判所はなぜこの医師を無罪としたのか。現地取材を含め資料を丁寧に追い、オランダ安楽死法の原理を明らかにする。