NASH・NAFLDの診療ガイド<2021>
内容
目次
第1章 NAFLDの定義と分類 1.非アルコール性脂肪性肝疾患NAFLDとは 2.疾患概念の変遷と臨床現場での認識の変化 3.NAFLDの定義(診療ガイドラインに準拠した定義) 第2章 NAFLDの疫学 1.NASH・NAFLDの有病率 1 有病率と性別・年齢・地域との関連 2 有病率とBMIとの関連 3 線維化への進展 2.NAFLDにおける生活習慣病の頻度 3.非肥満患者におけるNASH・NAFLDの有病率 [memo]アジア人における非肥満NAFLD 4.小児におけるNASH・NAFLDの有病率 [memo]B, C型慢性肝炎治療後の脂肪肝 第3章 NAFLDの病因・病態 1.NAFLDの基本的病因・病態 1 肥満 [memo]メタボリックシンドローム [memo]アディポサイトカイン 2 インスリン抵抗性 2.NAFLDの発症機序 1 遺伝的素因 1)PNPLA3 遺伝子 2)NAFLD病態に関与するその他の遺伝子多型 a.TM6SF2 b.CKR c.MBOAT7 d.DYSF e.PEMT 2 脂肪肝形成にかかわる脂質代謝 1)脂肪酸およびTG合成系 [memo]adenosine monophosphate(AMP)activated protein kinase(AMPK) 2)肝細胞での脂肪酸酸化 3)肝細胞からのTGの血中放出 3.脂肪肝に伴う肝細胞傷害の機序 1 酸化ストレス [memo]活性酸素種(ROS)とROS消去系 1)ミトコンドリアの異常 2)ミクロソームおよびペルオキシソームの関与 2 脂肪毒性 3 腸内細菌叢の変化と自然免疫系 4 NAFLD病態形成に関与するその他の要因 第4章 NAFLDの検査所見 1.肝脂肪化診断に有用な画像検査 1 腹部エコー検査 2 VCTE 3 MR spectroscopy(MRS) 2.肝線維化診断に有用な血液学的バイオマーカーおよびスコアリングシステム 1 肝線維化マーカー 2 スコアリングシステム 3.肝線維化診断に有用な画像検査 4.肝生検の適応症例 5.肥満・2型糖尿病患者におけるスクリーニング 第5章 NAFLDの病理所見 1.はじめに 2.病理所見 1 ballooningの評価 2 マロリー・デンク体の評価 3 脂肪化の評価 4 線維化の評価 3.所見の記載と総合評価 4.参考資料 5.まとめ 第6章 NAFLDの治療 1.はじめに 2.NAFLDの治療方針 3.食事療法・運動療法 4.薬物療法 1 糖尿病治療薬 1)チアゾリジン薬 2)SGLT2阻害薬 3)GLP-1 受容体作動薬 4)ビグアナイド薬(メトホルミン) 2 脂質異常症治療薬 1)スタチン系薬剤(HMG-CoA還元酵素阻害薬) 2)フィブラート系薬剤 3)エゼチミブ 3 降圧薬 1)アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB),ACE阻害薬 4 抗酸化療法 1)ビタミンE 2)ペントキシフィリン 3)ベタイン 4)瀉血療法 5 肝臓用薬 1)ウルソデオキシコール酸 2)強力ネオミノファーゲンシー® 6 現在開発中の薬剤 5.外科療法 1 腹腔鏡下スリーブ状胃切除術,腹腔鏡下胃バイパス術 2 肝移植 第7章 NAFLDの予後 1.はじめに 2.NAFLDの予後 3.NAFLの予後 4.NASHの予後 5.NASH肝硬変 6.NASH肝細胞癌の特徴
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