内容
「体験設計」は読んで字のごとく「体験」を「設計(デザイン)」するものであり、すべての人が体験して、経験を得るすべての事や物に関与できると考える。自らの感性で自らの思いを形として外に表そうとする創造行為はアートだが、誰かに何らかの目的をもって、何かの経験を提供しようとする創造行為はすべての人が行っている体験設計といえよう。
本書ではビジネスの未来を見据えた設計(デザイン)の視点に基づいた思考を手掛かりに、「体験設計」についての考え方や実践するうえでのマネージメント的な視点などを提示。後半では「ビジョン提案型デザイン手法」の新しいフレームワークを中心に解説し、例題を通じて、ツールなどを紹介しつつ理解を深めていく。更には、この体験設計を実際に行って生まれた事例を紹介する。