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都市に侵入する獣たち~クマ、シカ、コウモリとつくる都市生態系~
ピーター・アラゴナ
著
細井栄嗣,
正木美佳,
川道美枝子,
森田哲夫
翻訳
発行年月 |
2024年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
309p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/生物学/動物学 |
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ISBN |
9784806716624 |
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商品コード |
1037788921 |
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NDC分類 |
482.53 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2024年04月3週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2024/05/04、日本経済新聞 2024/05/11 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037788921 |
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著者紹介
ピーター・アラゴナ(著者):アメリカの環境史家、保全科学者、自然文化地理学者で、
カリフォルニア大学サンタバーバラ校の環境学教授。
2011年に、21世紀の学術的リーダーになる可能性を秘めた研究者を支援する
米国国立科学財団(NSF)主催のCAREER助成金を獲得した。
絶滅危惧種についての研究に加え、
現在は野生生物との共存や失われた種の再導入といった課題に取り組んでいる。
カリフォルニアにグリズリー(ハイイログマ)を再導入することを目指して立ち上げられた
California Grizzly Research Networkの創立者兼ファシリテーター。
本書はカリフォルニアの絶滅危惧種について綴った最初の著書『After the Grizzly』(2013)
から約10年を経て書き上げられた著者の第2作である。
細井栄嗣(翻訳):1962年静岡県生まれ。農林業加害獣と希少動物を対象にシカ、イノシシ、クマ、ヤマネなどの生態を研究。
京都大学農学部を経て博士課程はコロラド州立大学で野生動物学を学ぶ。
博士(Range Science:牧野科学)。山口大学大学院准教授。
正木美佳(翻訳):1975年長野県生まれ。生息地域差による小型哺乳類の休眠の多様性に関して研究。
宮崎大学農学研究科修士課程修了。九州保健福祉大学薬学部講師。
川道美枝子(翻訳):1947年北海道生まれ。関西野生生物研究所代表。
立命館大学歴史都市防災研究所客員研究員。
リス類の生態研究をするとともに外来生物、特にアライグマ・ハクビシンの有効な対策を研究。
北海道大学理学部卒、同大学院博士課程単位取得退学。理学博士。
森田哲夫(翻訳):1950年三重県生まれ。小型哺乳類で見られる日内休眠の生態学的役割について研究。
京都大学大学院農学研究科博士課程単位取得退学。
宮崎大学名誉教授。環境カウンセラー。
宮崎大学フロンティア科学総合研究センタープロジェクト研究員。
内容
【日本でも街中に出没するクマが話題になっている今、非常にタイムリーな1冊】
『スミソニアン・マガジン』の2022年お気に入り本に選出!
都市はいかにして野生動物たちにとって魅力的な住みかとなったのか?
道を横切る二足歩行のクマ、
巣のライブ配信中に子猫を獲ってきてヒナに与えるワシ、
動物園のコアラを連れ去ったピューマ――。
リスやコウモリなどの小型動物から大型猛獣まで、
人工的なものの象徴である都市が
思いがけず野生動物を引き寄せることになった理由を歴史的に振り返り、
駆除か保護かの二元論ではない共生への道を探る。