【MeL】公立学校の外国籍教員 ―教員の生(ライヴズ)、「法理」という壁―
中島 智子, 権 瞳, 呉 永鎬, 榎井 縁 著
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内容
目次
刊行に寄せて[田中宏] はじめに[中島智子] 第1部 外国籍教員に出会う 第1章 外国籍(ルーツ)教員のライフストーリー[権瞳・中島智子・榎井縁] はじめに 1 金相文さん――教諭として全うした教員生活 2 方政雄さん――定時制高校の教員として 3 コンダイア・クリシュナさん――ALTから高校英語教員へ 4 長尾雅江さん――国際理解を身近にできる授業実践を 5 リー・タイワーさん――多様な外国籍教員がいることが大切 6 シェルトン・ジョンさん――PTA会長から民間人校長に 第2章 当事者の語りからみる外国籍(ルーツ)教員の世界[権瞳] はじめに 1 調査概要 2 外国籍(ルーツ)教員を取り巻く社会背景と採用世代 3 被教育経験・教員になるまでの道・教員となってからの経験 おわりに 第3章 マイノリティ教員の経験[呉永鎬] 1 教員の多様性/多様な教員たち 2 マイノリティが教員になることを阻む社会構造的な問題 3 障害学生が直面する3つの壁 4 子どもにとってのマイノリティ教員 5 同僚との関係および職場環境 おわりに 第2部 外国籍教員問題を考える 第4章 公立学校外国籍教員の「教諭」任用問題[中島智子] はじめに 1 旧植民地出身教員の処遇 2 国籍要件廃止と教諭任用の動き(1974年~1982年) 3 教諭任用をめぐる中央と地方の攻防(1982年~1990年) 4 国籍要件の廃止と〈常勤講師〉の固定化(1991年以降) 5 「91年」後の外国籍教員数の増加と横たわる課題 6 教諭は不可、講師は可の論理――「任用の期限を附さない常勤講師」という職 おわりに 第5章 国公立大学外国人教員任用法と公立小中高校等の教員[中島智子] はじめに 1 外国人教員任用問題に関する大学教員の動き 2 国会での法案作成の経緯 3 「任用法」成立のその後 4 公立小中高校等の外国籍教員問題との関係 第6章 外国人公務就任権と公務員に関する「当然の法理」という制約[中島智子] はじめに 1 同「法理」はいつ生まれ、どのように変化してきたのか 2 同「法理」をどのように考えるか――外国人の人権の視点から 3 同「法理」が体現する外国人排除の構造 第7章 教育のグローバル化と外国籍教員[中島智子] はじめに 1 グローバル化への教育対応と教員採用の弾力化 2 英語能力を重視した特別選考と外国籍教員 3 ニューカマー児童生徒の教育支援と外国籍教員 おわりに 第8章 諸外国における外国籍教員の任用・雇用状況[権瞳] はじめに 1 調査の概要と背景 2 国籍要件の要否状況 3 諸外国の状況と日本の位置づけ おわりに 終章 外国籍教員研究の問題構成と今後の課題[呉永鎬] 1 本書刊行の背景と問題意識――今、外国籍教員問題を語る意味 2 本書の知見と主張――研究史上の位置 3 外国籍教員問題を継続して考えていくために おわりに(謝辞)[中島智子] 資料
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