【MeL】人体の正常構造と機能 第9巻 神経系(2) 第5版
久野 みゆき, 安藤 啓司, 杉原 泉, 秋田 恵一, 樽野 陽幸 著
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内容
目次
脊髄神経 脊髄神経は椎間孔を出るとすぐに前枝と後枝に分かれる 後枝は体壁の背側,前枝は体壁の腹側および体肢に分布する 頸神経叢の枝は,頸部の皮膚,舌骨下筋群,横隔膜に分布する 腕神経叢の枝は上肢に分布する 筋皮神経は上腕の屈筋,正中神経は前腕の屈筋,尺骨神経は手の小筋を支配する 橈骨神経は上腕と前腕のすべての伸筋を支配する 腰神経叢の枝は,下腹部と大腿前面に分布する 仙骨神経叢の枝は,殿部・大腿後面・下腿・足に分布する 坐骨神経は人体最大の神経で,その枝は足底にまで及ぶ 自律神経 自律神経は内臓・血管・腺を支配する 胸部内臓は,幹神経節を出た節後線維と迷走神経とによって支配される 腹部の自律神経は,腹大動脈の分枝に伴って諸臓器に至る 交感神経は身体活動の活性化に,副交感神経は身体活動の安静化に働く 自律神経の伝達物質はアセチルコリンとノルアドレナリンである 内臓は自律神経によって反射性調節を受ける 視床下部は自律神経,内分泌,体性神経の統合中枢である 脳神経 脳神経は特殊感覚線維と副交感線維を含む 動眼神経,滑車神経,外転神経は眼球運動を司る 三叉神経第1枝と第2枝は顔面の皮膚感覚を司る 三叉神経第3枝は咀嚼筋を支配する 顔面神経と舌咽神経は,分泌線維,味覚線維を含む 迷走神経は主として副交感線維からなり,胸腹部内臓に広く分布する 体性感覚 皮膚・筋・腱・関節の受容器によって生じる感覚を体性感覚という 応答特性の異なる種々の受容器が皮膚感覚を司る 体性感覚は3つのニューロンを介して大脳皮質感覚野に伝えられる 視 覚 眼球は眼筋や涙器とともに眼窩に収まり,それらの隙間を脂肪が埋めている 眼球各部の働きは,カメラの部品にたとえられる 網膜は高度に分化した神経組織である 視細胞の外節において,光は電気信号に変換される 網膜は明暗,色,形,動きをとらえる 網膜からの信号は外側膝状体を経て一次視覚野へ伝えられる 聴覚と平衡覚 鼓膜の振動は,耳小骨を介して内耳の外リンパに伝えられる 蝸牛内で音の周波数が弁別される 有毛細胞は,音の振動を感覚毛の傾きとして検出する 聴覚中枢は音の強さ,高低,音源の方向を弁別する仕組みを備えている 半規管は回転加速度の受容器である 平衡斑は重力の方向を検出する装置である 前庭覚は,姿勢と眼球の向きを制御して身体平衡を維持している 嗅覚と味覚 嗅細胞は最も原始的な感覚ニューロンである 味細胞は5つの基本味に特異的に応答する 外 皮 表皮細胞は基底層で新生し,角化しながら表層へ移動する 皮膚は生体防衛の最前線である
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