内容
患者理解や看護実践に活用できる中範囲理論の最新版!中範囲理論は、健康問題に取り組む人々の心理や行動、患者・家族が体験する世界を理解したり、看護の必要性をアセスメントし適切な健康行動を促進したりするのに役立ちます。この中範囲理論を活用することにより、臨床における看護実践の質を高め、発展させていくことが期待されます。第3版では、「家族同心球環境理論」「コンフォート理論」「メレイスの移行理論」「看護の教育的関わりモデル」の4つの理論を加え、26の理論を収載しました。また、第2版の臨床での活用事例を一部刷新しました。本書は臨床の看護実践家はもとより、看護の初学者である学生や大学院生にもお勧めです。本書は中範囲理論を看護実践につなぐために、次の4つの特徴をもっています。①研究者・教育者と実践者による共同執筆②看護実践での用途という視点で取り上げた理論を網羅③統一した構成で記述(理論との出合い、理論家紹介、理論誕生の歴史的背景、理論の説明、研究の動向、理論の看護実践での活用、臨床での活用の実際、理論を看護実践につなげるために)④アセスメントの枠組みを示し、それに沿った事例展開