第8回 伊藤 亜紗先生
身体多様性の時代
この世に一つとして同じ身体はありません。自分で選んだわけではなく、たまたま与えられた自分の身体。満足している人もいれば、とまどいを感じている人もいるでしょう。 身体が変われば、世界の見え方も変わります。高齢化社会とは、身体の多様性が拡大する時代でもあります。本講演では、目の見えない人の感じ方などを通して、ふだん当たり前だと思っているのとは違う仕方で、世界や身体をとらえてみたいと思います。
日 時:2019年11月22日(金) 18:45~20:15
会 場:日比谷図書文化館 大ホール
伊藤 亜紗氏(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授)
専門は美学、現代アート。もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より「文転」。研究のかたわらアート作品の制作にもたずさわる。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』『目の見えないアスリート』など。