理工学図書新刊ニュース　11月号

フィールズ賞数学者による測度論の入門講義“An Introduction to Measure Theory”を平明な訳で。演習問題多数。学部上級から。〔内容〕ルベーグ測度／ルベーグ積分／抽象測度空間／収束／微分定理／外測度・前測度・積測度／関連話題／他

好評の「独習」テキスト待望の続編。統計学基礎，分割表，回帰分析，ロジスティック回帰の四部構成。前著同様とくに初学者がつまづきやすい点を明解に解説する。豊富な事例と演習問題，計算機の実行で理解を深める。再入門にも好適。

「因果分析」を中心テーマに据え、経済学を中心とする社会科学における回帰分析の「正しい」使い方を徹底解説。巻末の付録には、統計処理言語Rによるプログラム作例を数多く掲載。

「予測」の解析に焦点を当てて解説します。各手法の解説には身近で実践的な例題を豊富に設け、これについて計算・解釈の方法を、Excelと著者自ら作成したアドインソフトウェアを活用して詳細かつ実践的に説明を行った。

品質を定量的に扱う品質工学の手法として代表的なタグチメソッドと実験計画法の例題を取り上げてExcelで演習・実践。また、Excelの機能だけできない分析はWebから無償のアドインソフトをダウンロードにより分析できるように配慮。

本書の大きな魅力は、数学の専門書以外ではあまり扱われることがなかった定理も証明し、興味をもった読者の理解を促すため多くのイラストを入れ、丁寧な説明を試みた。特に「abc予想」等は難問で、解けない問題として有名ですがこれをゴールとすることで、明確な目標設定を行っている。

　本書は現実のデータ解析を念頭に置いて非常に実践的な内容に仕上げた，StanとRによるベイズ統計の実践書。確率的プログラミング言語の中から，フリーソフトであるStanを紹介。背景となる統計モデリングの考え方もていねいに記述。【目次】統計モデリングとStanの概要／ベイズ推定の復習／統計モデリングをはじめる前に／回帰分析の悩みどころ／他

理工系の分野で用いられる統計の基礎を学べるテキスト。フリーソフトRを用いて分析する方法にも触れ、研究での統計利用に役立てることができる。

光を使って物質の構造（物性）を調べる新たな観測技術，光誘起構造相転移についての入門書。本書ではまず，なるべく式を使わずに「光誘起相転移」という新しい概念を生み出した理論的，実験的背景を紹介。それに続き新概念を具体化するために必要不可欠な物質の具体例，新現象の観測手法の開発，観測結果について説明する。

自然界では現れない特殊な機能をもたせた人工物質であるメタマテリアル。常識を超えて光を自由自在に操れる物質など、新機能をもつ材料が注目され、さまざまな応用が期待されている。メタマテリアルについて、物性的な基礎、新機能を生む原理、具体的応用や加工技術と、今後期待される展開まで、非専門家向けにわかりやすく解説。

物理数学特論　群と物理」の改訂版。物理学を体系的に学ぶうえで不可欠で重要な概念・手法である群論を、数学的な厳密性よりも物理的応用に重きを置き、物理的に重要な群を取り上げて解説。数学的説明でなく物理的対象からの導入が大変わかりやすい初学者向け物理数学の教科書。

薄膜という幅広い分野を平易に解説した教科書。学生や企業の若手が入門書として、専門分野の基礎を再確認し隣接分野を理解するのに最適。各種技術分野に応用される実用的内容を、製造技術だけでなく基礎から解説。改訂によりこれまでの内容も見直し、大幅に刷新。基本を重視した教科書としての姿勢はそのままに、さらにわかりやすく解説。

有機化学の教科書で取り上げらる有機分子は，ほとんどが揮発性があり，独特の香りをもっている。本書は，この香りに関連づけて，有機化学の基礎的な内容を解説したユニークかつ入門的な教科書である。香り関連の自習書としても最適。

量子力学の基礎として評価の高い名著の新訳。化学者に向けて、つまづかないようにとのポーリングの配慮により、理解の助けとなるポイント、概念図、詳細な表を随所に掲載。式の展開を省略がされていないため、理論展開を理解できる。化学を理解するにあたり、避けて通れない内容を本格的に学ぶことにより化学の土台が身につける。

　本書は生命現象に対する数理モデルの数学的解析への入門として，数理生物学の典型的な基礎数理モデルと関連する基礎概念，その解析に必要とされる基本的な数学的手法を解説した教科書。読者には生命科学系の学生も想定し，また意欲のある高校生も取り組めるように，大学レベルの基礎数学の内容については参考書を適宜示している。

バイオによるものづくりを実用化・商業化する為には、生物工学だけでなく「工学的センス」が必要である。本書は方法論としての生物反応工学に必要な「工学的センス」の習得を目指す。各章はほぼ独立しているので半期の講義に供する事も可。

１９５７（昭和３２）年から日本原子力産業会議（現　日本原子力産業協会）が発行してきた「原子力年鑑」の２０１７年版。国内外の原子力情勢を正確に記録して解説。今年は「核融合炉」、「原子力教育」などの項目を新規で追加。昨年新設した「放射線利用」の章を今年も掲載し、放射線の科学的な用途、医療的な用途を紹介。福島第一原子力発電所に関する情報も引き続き掲載。

これから技術者になる工学系学生を対象に技術者個人として具備すべき倫理的な価値判断に関する考え方や基礎知識を紹介する入門書。職業倫理の歴史をはじめ、技術者固有の倫理とは何か、メーカーで実践されている倫理教育の指導のポイント、個人の倫理観と企業の利害の折り合いの付け方に至るまで、実際の企業活動のなかで起こる様々な事例を紐解きながら、より実践的な知識を習得する。

最も基本的なソフトマテリアルの一つ，ゴムについて科学的見地から解説。一冊でゴムの総合的な知識が得られるゴム科学の入門書。〔目次〕ゴムの歴史とその現代的課題／ゴムの基礎科学／エラストマー技術の新展開／ニューマチックタイヤ／他

本書はLTspiceを使って電子回路を学ぶ内容。操作マニュアルでなく、回路の実例についてはスイッチング電源、オペアンプ、その他の電子回路などを扱い、電子回路の理論についても解説しているので、基礎からしっかり理解できる内容。

大学の教科書としてはもちろん、広く電気技術者にも親しまれてきた『大学課程　電機設計学（改訂2版）』（1993年発行）の改訂版。時代に即した電気機器設計の教科書として、また、電機メーカの若手エンジニアの座右の書となるように、データの見直し、内容の加筆修正をはかり、まとめたもの。

電気設備にかかわる技術者は、単に電気機器の知識のみならず、防災・防犯設備としての電気設備についても十分な知識をもち、対応することが求められるようになってきています。本当に役立つ実務に即した防災・防犯設備の内容をまとめた内容。

自家用電気設備を維持・管理・運用する電気主任技術者やその設計・施工に携わる電気設備工事技術者、さらには電力会社、メーカー等の電気関係者を対象に、必要とされる電気事業法と施行令、施行規則及び関係施行規則・告示などの法令と、その運用解釈が容易に理解できる内規・通達・指針等を収録。

エネルギー管理士試験（電気分野）の受験対策問題集。試験の概要、勉強の仕方、手続き等をわかりやすく紹介、過去12年間の全問題を解答解説。過去の出題問題についてその傾向を分類・分析し、課目ごとにどう出題されてきたかが理解できるよう整理されている点が特徴。

本書は、平成28年度の最新問題から平成19年度の問題まで、過去10年分を収録して、その解答・解説を加えて集大成。筆記対策が本書1冊でも間に合うように、重要項目をダイジェスト解説した｢筆記試験の要点整理｣や「電技・解釈」、「JIS配線用図記号」も付加。

電験三種で扱っている数学だけでなく、電気の基礎についても解説を行っているので、初めて電験を受ける方、何から始めてよいかわからない方など、基礎からしっかり学習したい方にピッタリの一冊です。

本書は、数多くの電験三種受験者を合格に導いた実力派講師が、近年の受験者のニーズに応えて書き下ろした計算問題の指南書。長年の講師経験から得られた受験者目線により、解答過程の飛躍、計算過程の省略がないよう配慮されているので、読書は躓くことなく学習を進めることが可能。

毎年発行していた問題集『電験三種合格ドリル』が名前を新たに発行。過去10年間の試験問題を試験用紙のイメージそのままに掲載した実戦的問題集。試験時間内で解くといった、実際の試験と同じように問題を解きたい方に最適。

過去の出題傾向を分析し、重要事項を中心として解説。1テーマの重要事項と例題を見開き2ページで解説。受験者の学習の整理に役立つ。平成28年度の試験問題と答、また過去10年間の出題傾向の分析を掲載。

過去の出題傾向を分析し、重要事項を中心として解説。1テーマの重要事項と例題を見開き2ページで解説。受験者の学習の整理に役立つ。平成28年度の試験問題と答、また過去10年間の出題傾向の分析を掲載。

過去の出題傾向を分析し、重要事項を中心として解説。1テーマの重要事項と例題を見開き2ページで解説。受験者の学習の整理に役立つ。平成28年度の試験問題と答、また過去10年間の出題傾向の分析を掲載。

過去の出題傾向を分析し、重要事項を中心として解説。1テーマの重要事項と例題を見開き2ページで解説。受験者の学習の整理に役立つ。平成28年度の試験問題と答、また過去10年間の出題傾向の分析を掲載。

身近なようで知らないネットワークについて、小説風に解説。幅広い年代を意識して、電話世代、ピッチ世代、スマホ世代、SINETと、世代ごとに分けて話を展開。気軽に読めるように、ネットの利用シーンを主にして、ネットの仕組みはポイントだけにとどめた。またコラムとして、基本的な技術に絞ってなるべく平易に解説。